2011.08.31 二期工事の紹介
福岡県北九州市で二期工事(薪ストーブの搬入・煙突と接続)を行いました。
足場が解け、壁出しの断熱二重煙突が良く見えます
壁材はヘーベル(JIS A5416の厚形パネル)のALC(軽量気泡コンクリート)パネルです。
*ヘーベルとは:1967年に旭化成が西独(当時)ヘーベル社との技術提携で国産化したALCパネルです。
煙突貫通部や下地金物の位置は、パネルの強度低下が起きないよう設計段階で十分に検討されました
断熱二重煙突は2F軒の出をかわす為にオフセットしますが、しっかりした下地金具があるので安心です
室内の煙突は、やや複雑なレイアウトです。
壁材はALCなので特別な防火処理はいりませんが、視覚的なデザインも考慮して壁一面が遮熱壁仕様です。
薪ストーブは、 ヨツール F400 。
クラシックデザインが人気のノルウェーの薪ストーブです。
ご存知、ノルウェーはバイキングに代表されるように古くからの海運国です。
F400の本体側面にはノルウェーの海岸線と海図を表す格子模様がデザインされています
また燃焼室の壁面には羅針盤の模様が描かれるなど、海の民族の想いが製品に息づいているのです。
鋳造技術の高さはもちろんですが、民族の誇りを薪ストーブにデザインするなんて、とても粋なメーカーだと思い
ます
きっと感性豊かなデザイナーがデザインしたのでしょうね