2017.03.31 伝統と薪ストーブ
佐賀県玄海町の既設住宅で、一期工事をおこないました。
既設の住宅と納屋を連結して生まれる空間が、薪ストーブのエリアとなります。
奥の開口はトップライト用、手前が煙突用です
良い所に破風が・・・!
煙突トップにフタをして、一期工事はここまでです
さて煙突の隣には、鏝絵(こてえ)があります
鏝絵とは塗り壁の材料を使い立体的に造形されたもので、絵心がある左官屋の粋な作品です。
モチーフは恵比寿様と大黒様で、いずれも繁栄と富を願って描かれています。
こう言う、伝統的な建築装飾に出会えるのも楽しいものです
数か月の後、瓦も葺きあがりました。
垂木に取り付ける特注のブラケットを使用して、外部の煙突工事が完成です!
トップライトから、いつも煙の様子が見れるのも面白いですね
薪ストーブ本体は、玄関から搬入です。
設置が完了した薪ストーブは、ノルウェー製 ヨツール社 F400 です
あえて説明が要らなくらい良い薪ストーブです。
取り扱い説明を行った後、古式に則った火入れ式です
オーナー様の手配により、神主様より執り行なって頂きました。
建築と儀式を重んじる伝統の中に、すっかりと溶け込んだノルウェー製の薪ストーブ!
不思議な感じがしますが、F400 のクラシックな佇まいが、良いバランスを生み出して
いるのでしょう