2011.12.31 今年も残すところ僅かとなりました。
今年最後の現場紹介です。
福岡県岡垣町の既設住宅で、全工事を行いました。
最近の瓦は、最初の一枚を外すのがとても難しい防災瓦です
室内では、長梯子を使って天上部の開口を行います。
もちろん図面に従い、1ミリ単位で位置出しを行い作業を進めていきます。
大胆かつ繊細に屋根をカットします
開口に十分な補強を行い、断面(小屋裏)には防火区画(法令)を設けます。
重量がある断熱二重煙突は、屋根から吊られている様子が良く分かります
フラッシングは二重構造です。
インナーには結露防止処理を施したアルミ製を、アウターには耐候性が良い鉛製フラッシングを使用します
ストームカラーや丸トップを取り付け、瓦の復旧を行い外周りは完了です。
室内も断熱二重煙突の設置が進みます。
薪ストーブが所定の位置に納まり、煙突との接続が完了しました
午後には、取り扱い説明と火入れ式です。
薪ストーブは、ご存知 デンマーク製 スキャン社 CI-8GL CB です。
対流式のこの薪ストーブは、可燃物までの安全離隔距離が極めて小さいのです
そのため、既設住宅の限られた設置条件のなかでも安全に取り付ける事が出来ます。
しかしなによりも、大きなガラス越しに見える美しい炎が魅力の薪ストーブです
今年最後の設置工事と火入れ式が無事に終わりました。
当ブログにおいて 施工方法や工程を公開する事で、何よりもお客様が安心していらっしゃいます。
また、薪ストーブの設置施工や排気ガスに対する法規制が無いわが国において、薪ストーブや煙突の規格を
考えていくきっかけになればと思っています。
もちろん、これから薪ストーブの設置をお考えの皆様の参考になれば光栄です。
本年も最後までブログを見て頂きありがとうございました。
来年も興味深い情報を発信していきますので、どうぞ宜しくお願いいたします。
皆様よい御年をお迎え下さい。