2022.09.25 メンテナンスの重要性!
秋になり、メンテンナスシーズンの最盛期を迎えいます。
皆さま、煙突の清掃はお済でしょうか?
今回は、あるお宅のメンテンナスをレポートします。
薪ストーブは、ご存知バーモントキャスティングスの旧型アンコールです。
ガラスを含め、やけに炉内が燻ぶっていいる様です
触媒を取り出してみると、やはり煤けて半分位が詰まっています。
通常、白い灰が溜まることはありますが、黒く煤けることはありません。
低温で燻し続けると、この様な黒い煤が大量に発生します。
何となく嫌な予感がしてきました
煙突を外すと、口元にも大量の煤が溜まっています
ここに溜まる煤は、煙道内から剥離して落ちてきたモノがほとんどです。
つまり相当な量の煤が生成され、蓄積している様です!
早速屋根に上ってみました。
重い!
防鳥アミを外してみると、煤が満タンです!
ひっくり返した下側も・・・
これはヒドイ・・・。
完全に詰まっています
まるで石炭の様な煤が取れました。
火を点けると良く燃えそうです
薪ストーブと煙突から、約5~6kgの煤が取れました
状況から察するに、煙道内火災の一歩手前でと言えます。
オーナー様曰く、シーズン末期は排気しなくなり、吸気口やジョイントから漏れる煙が、室内に
充満していたとのこと。
しばらく我慢して使用していたそうですがまさか煙突が詰まっているとは思わなかった、と。
条件が悪ければ、断熱二重煙突でも煤が生成されます。
今回のオーナー様は、普段から未乾燥の木材(丸太等)を使用していたそうです。
事の重大さをご説明して、薪の含水率の認識を高めて頂くようお願いしました。
薪ストーブユーザーの皆さま、シーズン前のメンテナンスはお忘れなく!