薪ストーブイメージ

薪ストーブの導入に当たり、暖房の効果や安全性など、疑問にお答えします。

薪ストーブのみで住宅全体を暖房したいのですが?

薪ストーブは全館暖房に向いています。そのためには住宅内に空気の循環(対流)を作ることがポイントです。薪ストー ブの能力は、吹き抜けの有無・下がり壁や仕切りの位置等で暖房面積が変化します。
設計の早い段階でご相談下さい。

薪ストーブを今住んでいる住宅に設置したいのですが?

ほとんどの場合、設置は可能です。現地を確認し、その建築の構造に適した防火・防水工事を行い煙突とストーブの設置を行います。また、床や壁を保護する炉台の造作も必要になります(置き式の簡易タイプもあります)。

煙突からの採熱は出来ますか?

熱(暖)は煙突ではなく、薪ストーブ本体から採ります。煙道から熱が漏れるとドラフト(上昇気流)が弱くなり、煙の滞
留が起こります。断熱二重煙突を口元から接続する事で、薪ストーブのリーンバーン燃焼を最大限に高める事ができ、安全に暖房効率を上げる事が出来ます。 詳しくはこちらから(煙突)

煙突掃除などのメンテナンスは自分達でも出来ますか?

基本的には、オーナーさんが自分で煙突掃除を行えるような煙突構造に設計します。室内(煙突下部)から掃除用ブラシを使い、安全に煙突掃除ができます。ただし、3~4年に一度は専門の業者によるメンテナンスも必要です。その際は、屋根の上からの煙突清掃や薪ストーブ本体の点検を行います。 詳しくはこちらから(メンテナンス)

就寝時や外出時、火災が起きないか不安です。

北欧・北米で生産される薪ストーブは、シーズン中に火を絶やすことなく運転できるように設計されています。北欧・北米の安全基準に基付いた煙突の設置を行い、可燃物からの離隔距離を正しく取ることで、24時間の運転を安全に行うことができます。

煙突掃除などのメンテナンスは自分達でも出来ますか?

電力や化石燃料を使わないため(一部電力を使うモデルもあり)、一般的な暖房を使うよりはCO2削減に貢献できるのは間違いありません。

「だが、結局は薪の燃焼でCO²が発生してしまうのでは…」と考える人もいるのでは?「カーボンニュートラル」という言葉をご存知でしょうか?薪の燃焼によるCO²については、植物のライフサイクル全体でCO²の収支はゼロという考え方で、植物は成長過程で光合成によりCO²を体内に吸収し固定するため、燃やすことによって発生するCO²はもともと大気中に存在しているとみなします。

さらに販売している薪は森林の間伐材を使用するため薪を生産することで、林業の衰退などで荒れ果てた雑木林の再生にも繋がり、その結果、CO²を吸収してくれる健全な木々を育てることにもつながります。