2024.02.28 最新モデルのエクリプスオーブンストーブを設置
福岡県糸島市の既設住宅で、薪ストーブの全工事を行いました!
現場は入り江を一望できる風光明媚な立地です。
沖合には、冬の味覚糸島名産の蠣を養殖するイカダが並んで見えます
さて、先ずは煙突の位置出しを行い、天井を開口します
屋根からは、コロニアル瓦の解体を行います。
屋根に穴が開きました
屋根貫通部に、法令で定められたサイズで防火区画を造作します。
取り外した火打ちは、防火区画を避けた位置で、鋼製に取換え補強を行います
仕上がった防火区画に煙突を取付・・・、
雨仕舞フラッシングを設置して瓦を復旧します。
いよいよ薪ストーブ本体の搬入です。
デンマーク製 ヒタ社の最新モデル、エクリプスオーブン ソープストーンです
デンマークを出港した貨物船は、バルト海からドーバー海峡に抜け、スエズ運河は通行できなくなった
ので(海賊の影響)、アフリカ最南端の喜望峰を回り、マラッカ海峡を抜け、日本に到着しました!
それから台車に載せられ、玄関のスロープを上って・・・、
中庭を通り抜け、最終目的地のリビングに到着!
(ソープストーンモデルですが、運搬のために取り外しています)
とりあえず炉台に仮置きできれば一安心です
これからソープストーンを取付ます。
ソープストーンの総重量は、約100kgです
薪の燃焼時に出た熱を石に蓄熱させて、ゆっくりと時間をかけて放出するため
部屋を長時間暖かく保ち、薪の消費量を減らします
そして取り扱い説明を行い、早速着火です
大きなオーブン室は、着火から約40分で200℃を超えてきます。
そのため、燃焼中はいつでも調理ができるので、料理のレパートリー増えますね
数々のオーブン料理は勿論のこと *出典:ファイヤーサイド
パンも焼けます *出典:ファイヤーサイド
着火直後よりガラス越しに放射する熱量の多さに驚きました。
着火時に入れた僅か5kgの薪が、これほどのスピードと量で放熱する様子は、かつて経験が無い
ほどでした。
最新の燃焼理論と設計の成果と言えるのではないでしょうか。