欧米の環境基準に基づいて造られた薪ストーブの二次燃焼の働きは、断熱二重煙突を正しく設置する事で、安全・快適な暖房機能が発揮されます
煙突には、薪ストーブの排気を行う煙道としての重要な役目があります。排気をスムースに行うためには、十分なドラフト(上昇気流)が必要です。断熱二重煙突をストーブの口元より設置することで、煙道内の排気温度を下げることなく煙突トップまで煙の温度を保ち、十分なドラフトを確保できます。
また、このドラフトにより、ストーブのリーンバーン燃焼(希薄燃焼)が初めて機能します(シングル煙突では機能しません)。結果として、少ない空気で(空気レバーを絞って)燃焼させることができ、燃費の改善につながります。断熱二重煙突は初期費用がかかりますが、耐久性や安全性・快適性を考えて当社ではこちらをお勧めしています。
建築のデザインや瓦の種類に適合したフラッシングを使用することで漏水を防ぎます。
屋根上の煙突トップの形状はデザインをお選びいただけます。
煙突の表面やジョイント部からの熱漏れは重大な事故を引き起こしかねません。特に、天井や壁の隠ぺい部などは目視できないために長期にわたる安全性が求められます。断熱二重煙突の使用を前提に、壁の貫通部はメガネ石を使い、天井内には不燃材で煙突囲いを設けるなどの設計がポイントです。木材の低温炭化や万が一の場合(煙道火災)の延焼を防ぎます。