福岡県八女市の既設住宅で、薪ストーブの全工事を行いました。
現場の住宅はALCのパネル構造です
事前の打ち合わせで煙突を壁から出すプランとなりました。
しかし、煙突貫通の穴がALCパネルの強度を著しく落とすことはNGです。
壁の中の構造体に干渉しても問題があります。
薪ストーブの設置位置はいろいろな建築的制約がありますが、建築の構造を良く理解し検証する事によって
最良の位置を見つけ出すことが出来るのです
軒を大きくかわした煙突をサポートしているブラケットは、事前に製作したものです
軒が広く、雨樋もシステマチックにカバーされているので強度がある構造物にアクセスできません。
そのため、壁から持ち出すステンレス製のブラケットを特注で製作しました。
その出来は写真の通り、非常にシンプル且つ強固に煙突を固定する事が出来ました
煙突は建築と同様、構造物として堅牢に組み立てられたその姿は、ある意味 機能美さえも感じます
また、点検口が二ヶ所ある90°クロスの部材は、煙突のメンテナンスを行うオーナー様の負担を軽くします。
弊社の力持ちスタッフも頑張ります
足の裏の摩擦係数を最大限に上げている様子が伺えます
そして、シンプルな鋼板製の炉台に納まった薪ストーブは、ベルギー製 ドブレ640 。
もともとは20世紀初頭、ノルウェーに設立された鋳物メーカーです。
70年代にベルギー アントワープ近郊に移転し、本格的に暖炉・薪ストーブの開発と製造を始めました。
シンプルなデザインで構成される鋳鉄製の本体は、非常に美しい仕上げを有しています。
その完成度は以前、建築や美術鋳物の設計・製造に携わっていた私の感性を唸らせるものがあります
各部の取り扱い説明も行い、そしていよいよ火入れの瞬間!お父さんと息子さんの二人三脚で着火です
(二人三手?)
薪作りや火の管理等、これからは男性陣の仕事がたくさん待ってますよ!
女性陣はやはり暖かさ!それにストーブクッキングも気になりますね
子供達が見つめる炎、その先にはきっとドラマチックな未来が待っているはずです
どうぞ素敵な薪ストーブライフをお送り下さい。
福岡県福岡市で、ビルの屋上部に薪ストーブを設置しました。
増設された部屋は、なんと薪ストーブ専用ルームです。
特注でステンレスフラッシングを製作、板金屋根との取り合部をうまく納めます
煙突貫通部は、しっかりとコーキングを施し水密を取ります。
断熱二重煙突は熱漏れが少なく、シール材の劣化も抑えてくれます
ステンレス製ストームカーラーを取り付け、二重の止水を行います。
ここから先の処理は、屋根屋さんの作業となります。
この美しい仕上がりを見てください流石です!
煙突と屋根が一体化されました、完璧ですね
煙突の先に見えるのは福岡市民の憩いの公園、素晴らしいロケーションです。
広い敷地内には美術館や能楽堂があり、夏には花火大会の会場となります
薪ストーブは、 バーモントキャスティングス社 アンコール。
ホーローレッドが美しい高品質の薪ストーブです。
早速、取り扱いのご説明をさせて頂き、オーナー様に最初の火を入れて頂ました
佐賀県神崎町の新築現場で火入れ式を行いました。
薪ストーブのおじさん、宜しくね こちらこそ本年も宜しくお願い致します。
取り扱い説明のあとに、いよいよ火入れです
ご家族や現場の所長も 二礼二拍手一礼 をご同席頂き、いざ着火。
薪ストーブはノルウェー製 ヨツール社 F273 です。
フリースタンディングタイプの薪ストーブとして とても洗練されたデザインは
インダストリアルデザイン業界の中において、高くその完成度が評価されています
扉のロックや吸気レバーの操作感など、人の感性に訴えるプロダクトです。
画して、子供達が楽しそうに走り回る空間が出来上がりました
その様子を、薪ストーブのおじさんはカメラに納めて、全ての設置工事が完了した事を実感しているのでした。