福岡県北九州市で二期工事(薪ストーブの搬入・煙突と接続)を行いました。
足場が解け、壁出しの断熱二重煙突が良く見えます
壁材はヘーベル(JIS A5416の厚形パネル)のALC(軽量気泡コンクリート)パネルです。
*ヘーベルとは:1967年に旭化成が西独(当時)ヘーベル社との技術提携で国産化したALCパネルです。
煙突貫通部や下地金物の位置は、パネルの強度低下が起きないよう設計段階で十分に検討されました
断熱二重煙突は2F軒の出をかわす為にオフセットしますが、しっかりした下地金具があるので安心です
室内の煙突は、やや複雑なレイアウトです。
壁材はALCなので特別な防火処理はいりませんが、視覚的なデザインも考慮して壁一面が遮熱壁仕様です。
薪ストーブは、 ヨツール F400 。
クラシックデザインが人気のノルウェーの薪ストーブです。
ご存知、ノルウェーはバイキングに代表されるように古くからの海運国です。
F400の本体側面にはノルウェーの海岸線と海図を表す格子模様がデザインされています
また燃焼室の壁面には羅針盤の模様が描かれるなど、海の民族の想いが製品に息づいているのです。
鋳造技術の高さはもちろんですが、民族の誇りを薪ストーブにデザインするなんて、とても粋なメーカーだと思い
ます
きっと感性豊かなデザイナーがデザインしたのでしょうね
福岡県糸島市で一期工事を行いました。
今では珍しい土壁仕上げの純和風の住宅です。
煙突が、リビングの上にある2F子供部屋内を貫通するプランです
しかしながら、適切な防火区画に正しく断熱二重煙突を設置する事で、薪ストーブを安全にご使用頂けます
2F子供部屋の屋根を正確に開口します。
開口部の補強を行い断熱二重煙突を固定します。
二重の安全対策を施したフラッシングを取り付けます。
やがて鉛のフラッシングは、銀黒の瓦の色に良くなじんでいきます
外部の雨仕舞いが完了し、一期工事はここまでです。
銀黒の和瓦に綺麗に納まりました
お隣の屋根にはソーラー発電パネルが見えます。
太陽光発電や薪ストーブなど、自然エネルギーの利用が少しづつでも増えていけば
環境負荷は確実に減るはずです。
和風の住宅には黒い丸トップの煙突が良く似合います
今回煙突の真下に薪ストーブは設置されます。
口元より全て使用した断熱二重煙突に曲がりは無く、コストや排気効率に対して
一番メリットがある設置方法です
福岡県福岡市の既設建築で全工事を行いました。
現場は閑静な住宅街に建ち、このほどリノベーションが完了したばかりです。
レンガ造の角煙突は、元々あった暖炉の名残です。
薪ストーブの位置決めを行い、下から天井の開口です。
上からは、ためらう事無く RCコア抜き作業を行います
ご心配無く、位置出しは完璧です
特注のステンレス製水切りボックスを取り付けます。
側面には結露防止材が貼られています。
コンクリートアンカーを使い、断熱二重煙突を確実に固定します。
フラッシングやストームカーラー、丸トップを取り付け外部の煙突工事が完了です
レンガ造の角トップとの対比が面白いですね!
今は換気口として使われています。
室内では薪ストーブを設置し、断熱二重煙突を接続すると全ての工事が完了です。
それにしてもハイセンスなリビングです
そんなリビングに似合う薪ストーブは コーヴェ2 。
Made in Great Britain の製品で、厚い鋼板を溶接で組み立てた存在感があるデザインです。
炉台もオーナー様こだわりの逸品です
9ミリ厚の鋼板は60㎏弱の重量があり、こちらの存在感も なかなかな ものです。
更に、表面処理は施さぬ様指示があり・・・。
その心は、鋼板の腐食による経年変化(サビの進行)を楽しみたいとの事。
大変崇高なご趣味です。
そんなリビングには、他にも Made in Greiat Britein の製品が!
300Bの真空管アンプとオートグラフと薪ストーブ、う~ん もう言うことありません
福岡県北九州市で壁出し煙突の一期工事を行いました。
工場にて生産された壁材には、立派なブラケットが先行して取り付けられています。
ブラケットの位置と数量は、事前の打ち合わせによりお願いしていたものです。
同様に、あらかじめ納入しておいたメガネ石も埋め込まれています。
下準備が十分なので、現場はシステマチックに作業が進みます
重量がある断熱二重煙突を、堅牢なブラケットを使い確実に固定していきます。
更に軒をかわします
丸トップを取り付け、外部の煙突設置が完了しました
豊富な施工実績で、高機能住宅にも対応させて頂いております。
早めの設計打ち合わせがポイントになります。
是非、お近くのファイヤーワールドグループにご相談ください
佐賀県神崎市で棟上げが行われました
大工の皆様、暑い中 お疲れ様です
野地板の貼り込みを待って、煙突貫通部の開口を行います。
開口部には補強も施します。
続いてアスファルトルーフィングの敷き込み。
「落とし穴」があるので屋根屋さん気を付けてね
誰かが落ちる前に、断熱二重煙突の取り付けです
二寸勾配の屋根には、ガルバニウムの板金屋根が張られます。
ステンレスフラッシングの裏面に白く見えるのは結露防止材、外部との温度差による結露を防ぎます。
ストームカーラーや丸トップを取り付け、外部の煙突工事は終了
内部の仕上げが終わる頃、薪ストーブの設置です。
大屋根の下に広がる大きな空間を暖める薪ストーブとは、どんなモデルが納まるか 楽しみですね
前回に引き続き、真夏の現場紹介です
今回は炉台の造作と薪ストーブの搬入をレポートします。
このエリアが薪ストーブが収まる炉台です。
あらかじめ作図しておいた図面を元に、地墨を描きます
檜の廻し縁でアウトラインを決め、十分な補強を行います。
また、遮熱壁は25㎜の空気層(大変重要!)を取るために下地の不燃ボードを浮かせて固定します
オーナー様は家族会議を行い、レンガの風合いや色が決定されました。
そのデザインに従いタイルを貼り込んでいきます。
左官工事職人の腕の見せ所です!
弊社は一般建設業の他、タイル・レンガ・ブロック工事の建設業許可を有しています。
薪ストーブ工事の際は、炉台の造作工事も安心してご用命ください
床は磁器タイルです。
適正な目地を取りながら慎重に貼りこみます。
完成です!
養生のため、最低3~4日加重を掛けないようにします。
既設の柱と壁を生かした美しい収まりになりました。
しかしその裏には、建築本体を薪ストーブの輻射熱による低温炭化を防ぐ目的があります。
発熱・蓄熱・遮熱・断熱と、目的に応じて熱作用をコントロール出来るのは薪ストーブの専門店ならではです
それから数日後、薪ストーブの搬入・設置を行いました。
190㎏の薪ストーブも、油圧リフトで安全に搬入です
薪ストーブは、ベルギーの名門 ドブレ の 640CB です!
高品位な鋳物を鋳造する事が出来るメーカーで、その技術は燃焼や表面の仕上げに表れています。
このモデルは正面の他、右サイドに小振りなドアが装備されています。
薪を投入する際に空気の流入を最小に抑え、薪ストーブ本体の温度低下を防ぐメーカーの工夫です
右ドアへのアクセスを考慮し、薪ストーブ本体を左寄りに設置しました。
是だけ広いと、ストーブアクセサリーも余裕を持って置けます。
火入れ式は秋の虫たちの声が聞こえる頃、楽しみですね。