福岡県行橋市の社会福祉法人「おおぞら保育園」で薪ストーブの二期工事を行いました!
工期もいよいよ終盤! 長梯子を使って室内煙突の取り付けです
天井まで5.5mあり、一般の二階建て住宅に相当します。
台車に乗って搬入されるのは、真紅の女王様 デファイアントです
炉台まで到着しましたが、重量235kgの女王にしてはヘビーなお体・・・、無事に下りるのか?
でもご心配無く、気合で降ろします
さて、炉台の前に何やら下地金物が・・・、
取り付けるモノは、こちらのオーダーハースゲートです
実は、保育園と言う使用環境の都合、お施主様よりオーダーがありました
既製の商品ではデザインやサイズ・強度に制限があるため、筆者のデザインにてご提案させて頂きました
デザインコンセプトは、バーモントキャスティングスのフロントデザインがそうである様に、ニューイングランドの
建築様式です デファイアントのフロントドアをイメージさせるハースゲートです。
もちろん、園児達がぶら下がってもビクともしない堅牢な造りです!
炉台より中央広場を望みます 広い!
玄関方面より炉台を望みます やはり広い!
そうこうしている内に、園児達が集まってきました これより火入れです!
着火する園長先生を、やや遠巻きに見ている園児達です
デファイアントに火が入りました!
子供達は、恐らくは初めて見る燃え盛る炎にびっくりだったり、やったーッだったり、こわごわだったり、すごーい
だったり、色んな情動が沸き起こっています
近年家庭ではなかなか見る事が無くなってきた直火です。
こちらの保育園では、日常的に火の便利さと怖さを知る素晴らしい学習ができます
幼少期に「炎の教育」を受ける事は、今後益々重要な体験となって行くのではないでしょうか!
設計:有限会社 市川建築設計事務所
施工:株式会社 西中洲樋口建設
フェリーの出発まで2日あります
と、言う訳で折角沖縄まで来たので、読谷村の「やむちんの里」まで足を伸ばしてみました
沖縄の伝統的な焼き物「やむちん」の工房が集まるところです!
水盤にハイビスカスの花を浮かべて、その周りにサンゴを敷いたテーブルがなんとも沖縄です
季節は、既に夏を思わせますね
何かの種子か?つぼみが?ぶら下がっています バナナかな?
シーサーは沖縄伝統の獣
起源は、古代オリエントのライオンと言う説が有力です。
仏教の影響か、阿吽一対で置かれているのがほとんどですね。
狛犬と同じく、犬と言う起源説もあるそうです
いずれにしても、あらゆる災難を家に入れないというのが目的です!
屋根の上に置かれる様になったのは、明治以降(王朝の終焉) 庶民に瓦葺屋根が許されてからです
さて、やむちんの里には薪を燃料とした登り窯が4基あり、共同で火を入れて使っているそうです!
薪は、松を使っていました!
以前から欲しかった大嶺工房のお皿をゲット
ブルーと言うか、グリーンと言うかステキな色に惹かれます!
こちらの共同販売所で売っていました。
さて、午後からは首里城を見物しました!
2,000円札のモデルとなった守礼門
首里城への道中に見られる石組は、見事!の一言です まるでマチュピチュの石組を思わせます!
そして、沖縄ならではの車を発見
屋根に花壇と植木を載せている、とてもファンキーな車です!
植木は背景の植栽と同化していますが・・・、
角度をずらしてみると、数種類の樹木を生やしているのがお分かりでしょうか?
夏はきっと涼しい事でしょう
そして、信号が青に変わると普通に走り去っていきました
夜は那覇市内の有名なステーキハウスへ!
豪快なヒレステーキと、
オリオンビールで那覇の夜は更けて行くのでした
画して、沖縄での薪ストーブ設置は無事に完了しました。
これで施工エリアは更に広がり、沖縄・九州・山口で南北に約1,000kmの範囲となりました(笑)!
薪ストーブをご検討中の沖縄地方の皆様、どうぞご遠慮無くご相談下さい!!
沖縄県中城村の新築住宅で、薪ストーブの全工事を行いました!
ファイヤーワールド福岡より現場に向いうには、先ず鹿児島まで走ります
後方に見えるのは、前日大規模に噴火した桜島です
九州本土に別れを告げ、東シナ海を一昼夜かけての船旅が始まります。
鹿児島港を出て25時間、那覇港に入港です
翌朝、現場へ移動です!
程なく現場に到着!
ご新築のRC造の住宅です
お引越しも終わり、当然足場は無いので梯子作業となりました。
沖縄におけるほぼ全ての新築住宅はRC造です
そのため正確なアンカー作業がポイントです
常に鉛直を確認しながら誤差を修正していきます。
背後に見えるのは太平洋です
この日の最高気温は23℃
とても暑く、気を抜くと熱中症になりそうです!
屋上からひょっこりと頭を出した煙突は、手が届く位置にありメンテナンス性も抜群です!
さて、薪ストーブの搬入です!
一見、小型のモデルですね 機種はお分かりでしょうか?
答えは、ヨツール社 最小クラスのクラシックタイプ F100BP です!
ガラスプレートの上に納まった姿は、ロングレッグ仕様のため少しばかり(50ミリ)背が高くなっています
夕方には、取り扱い説明を行い無事に火が入りました
ただ、沖縄に薪ストーブ!? と、お思いの方がたがほとんどだと思いますが・・・。
確かに肌寒い日もあるそうですが、やはり炎があると心が落ち着きます。
揺らめく炎を楽しめる薪ストーブは、暖房器具の枠を超え、感性に訴えかける魅力的な商品です
温暖な地域で薪ストーブを使う理由は、その辺にありそうです
臨時休業のお知らせです
下記の期間、遠方の現場対応のため臨時にて休業致します!
大変ご迷惑をお掛け致しますが宜しくお願いします。
期間:3月7日(土)~8日(日)
*9日(月)は定休日です。
福岡県行橋市で、薪ストーブの一期工事を行いました!
工事当日の朝、屋根には前夜に降った雪がうっすらと積っています と、言うか凍ってる!
遠くには、冠雪した平尾台の山々が見えます!
朝から良く晴れ、北風が遠慮なく吹き抜ける屋根の上は、体感温度0℃
とは言え、豪雪地でもなく、屋根も緩勾配で安全、高い屋根の上は見晴らしが良く爽快!
その様な恵まれた環境の中で、角トップ煙突の取り付けです。
先ずは、資材の荷揚げです。
日が昇り、屋根の雪も融けてより安全な環境になりました!
完璧な防火仕様の煙突囲(建築工事)に、様々な下地金具を取り付けて行きます
煙突の設置レベルを決め、テックスビスを使いブラケットと煙突を完全に固定します。
数本の煙突を予めジョイントして、長さ2.7mの一本にしたものを角トップの上に登り、上部より差込ます
この時ばかりは、3m位の身長が欲しいものです
雨仕舞いフラッシングの取り付けです。
もちろん裏面には結露防止材を貼っています
見えなくなる所こそ、しっかりと造り込みを致します
最後に天板を取り付けて、外部の雨仕舞いが完了です!
屋根に良くマッチングした角トップ煙突ができあがりました!
実はこの現場、超大型の木造建築で、用途は保育園です
「ナチュラルな環境の中で炎がある生活を体験させたい」と、言う園長先生の御考えのもと、薪ストーブの
導入が決まりました。
私も、幼少時に直火がある生活を経験しておく事はとても大事だと思います。
火の取り扱いや便利さ・恐ろしさを教えることは、人が生き抜くための根源的な教育だとも言えます。
しかし、そんなことよりも園児達は、サンタさんの煙突がある園に通えることを楽しみにしているそうです
可愛いですね!
ファイヤーワールド福岡のショールーム、は住宅地の中にあります
そしてそこは、筆者自宅の隣でもあります
こちらは去年の夏! ショールーム建設に着工した頃の写真です
周囲には住宅が建ち、密集している様子が分かります。
筆者はこの環境の中で、少し気を使いながら15年薪ストーブ生活を続けています
もちろん、騒音や煙に関しては、周辺住民の只ならぬご理解が有っての事です
しかし、実演焚きができるショールームの運営となると、法人としては更に気を使います。
その様な環境の中、今回は当ショールームでも採用している煙を減らすアイティムをご紹介します
そのアイティムとは、煙突の内部に装着する「触媒」です
こちらは去年の9月、デンマーク大使館で新宮商工㈱が行ったレセプションで紹介していた新商品です。
触媒本体は、長さ250mmのSRC煙突中央部付近に搭載。
外部からアクセスでき、作用温度も180℃からと言う優れものです
でも、本当に優れているのでしょうか?
弊社でも、今シーズンの3ヶ月に渡り実演と検証を行ってきました。
実演機4台の煙突一本の中に触媒を搭載していますがどれだか分かりますか?
正解は、左から2番目のCI-8GLの煙突で、口元に接続しています
さて、具合的に行った簡単な検証実験です。
薪ストーブは、スキャン社のCI-8GL です。
含水率15%前後のナラ薪を、炉内の8割方投入して「上から着火」をしました。
着火より5分で天板の温度は66.5℃まで上昇しました。
その時の排気温度(インナー煙突の表面)は、150℃です
そして、取り出し触媒本体の温度は、207℃です
触媒反応で、煙の温度より触媒本体の温度の方が上昇しています。その差+50℃以上!
メーカー発表の作用温度180℃を着火5分ほどで超えた事になります。
理論上は、触媒作用で煙を低減していることになります。
着火より10分が経過しました。
ストーブ本体の表面温度はゆっくりと上昇し、温度計は75.5℃を示しています。
煙突内部の排気温度(インナー煙突の表面)は、239℃になりました。
*ドラフトが適正に発生しているので、扉を開けても煙の漏れはありません。
そして触媒の温度は、387℃に達しています
煙との温度差は、約+150℃!
写真では分かりにくいのですが、目視できる煙は出ていません。
これは、着火後5分を経過した頃から続いています。
どの薪ストーブにも言えることですが、着火直後の15~30分位は二次燃焼が起こりません
燃焼室(又は二次燃焼ボックス)の温度が十分に上がってこそ、燃え残った煙を再燃焼する
二次燃焼システムが働き始めます。
そう言った意味でも、このSRC触媒システムは、二次燃焼が始まる着火初期の煙の低減を代わりに
行ってくれると言えます。
もちろん薪を追加した際、一時的に出る煙も低減してくれます。
そして何より、十分に乾燥した薪(含水率15%)を使い、素早く炉内温度を上げることが煙を
少なくする一番のコツです
ショールームで実演していますので、気になる方は遊びに来て下さいね!
福岡県宗像市の既設住宅で、薪ストーブ・煙突システムの取替え工事を行いました!
築9年、鉄骨造の住宅です。
ご新築の際にホンマ製のストーブが、シングル煙突と共にパッケージとして設置されていました
先ずは現状の調査ですが、化粧板を外してびっくり!!!
煙突のジョイント部から高温の排気が漏れ、天井ボードが一部炭化しています
ご来店のきっかけは、「ストーブのガラスが破損した、常に煙が逆流する、空気口を常に全開、ススが
異常に溜まる・・・。」 等々、何かが違うと思っていたからだそうです。
今シーズン2ヶ月の使用で、ストーブの口元の内部はススで詰まっていました
煙突ですが、室内はシングル、屋根貫通部は中空二重煙突でした
後日、お見積もりを作成し、薪ストーブ本体と煙突を全て交換することとなりました。
さて、日を改めて全工事です!
先ずは、既設煙突の解体なのですが・・・、何故かフラッシングがモルタルで固められています
しかも鉄筋が入っています!?
板金で仕切りを作り、その内側をモルタルで固めていた様です。
更に、シート防水が出てきました
その下に、金属製のフラッシングが・・・。
モルタルの仕切りとなっていた板金を取り外します。
とても複雑な雨仕舞いの割には、漏水で板金は錆びて、野地板は腐っていました
そしてフラッシングを取り外すと、防火区画が見えてきました
しかし、ボードはきちんと閉じておらず、なんとも不安が残る防火区画の造作です。
腐っていた部分に新しい野地板を入れ、屋根のベースを作っていきます
煙突芯を出して、ここからが通常の工事ですね
C型鋼の梁やブレスが入っているために、防火区画の造作位置は制限されます。
軽量天井鉄骨に新しく木の補強材を沿わせます。
それにしても、赤くサビ止めされたC型鋼の表面が焼けていますね!!!
木造なら確実に天井内で引火していたことでしょう
さて焦げた天井ですが、一部でも天井ボードを貼り替えるのはとてもコストが掛かります
そこで私は、木板で化粧してしまうことをご提案しました
なかなか良い感じです
回し縁を取り付け、天井が出来たところで通常の穴開け工事です!
新たな防火区画が完成しました 仕上がりも美しい!
屋根より断熱二重煙突を取り付けます。
実はお客様の予算低減のために、使える解体部品は再利用
と、言う訳でルーフサポートをリサイクル(もちろんお客様の了解済み)です!
レベルを決めて、煙突を完全固定します。
コロニアル用のステンレスフラッシングを取り付け・・・、
瓦を復旧すれば、雨仕舞いが完了です!
専用の部材を正しく使用すれば、漏水の心配はないのですが・・・。
さて、いよいよ薪ストーブの搬入です
炉台の上に仮置きです。
奥様も新しい薪ストーブに興味津々
なんでも、薪集めから薪割りまで家事の一環で全て奥様のお仕事とのこと スゴイ!
完成なった新しい薪ストーブは、デンマーク製 スキャン社のCI-8GLCBです。
とても使い易い対流式の薪ストーブです
取り扱いの説明後、早速火を入れて頂きました
炉内温度が十分に上がれば、すぐに二次燃焼が始まります。
熱を発し出すまでがとても早い優秀な薪ストーブです
もちろん、良く乾いた薪(含水率15%位)こそが、薪ストーブのパフォーマンスを最高に発揮してくれるのです
熊本県小国町の既設建築で全工事を行いました。
現場までの道のりは、こんな林道が続きます
そして、迷いながらも(笑)無事現場に到着しました
周囲にはガスがかかり山深さを感じます。
さて、今日は雨が降る中の作業です
先ずは煙突の位置出しを行い、板金屋根に穴を開けて行きます!
ヤットコで板金を起こし・・・、
ハサミを入れて・・・、
大胆にカットして行きます
現われた野地板と垂木もカットして
お見事! 屋根に穴が開きました
しかし、外は雨
時間との勝負です!
屋根の断面を不燃材で覆い・・・、
急いで煙突を正確な位置に固定します
板金屋根用のフラッシングを被せ雨仕舞いです。
ここからは屋根屋さんの腕の見せ所
水の流れ(性質)を良く理解していなくては、こんな難しい雨仕舞いは出来ません!
大雨や暴風雨に対処出来きているのはもちろんですが、一番戦うべく相手は少雨時の毛細管現象なのです
画して、完璧な雨仕舞いが完成しました
しかも美しい!
さて次は、薪ストーブの搬入です!
ご存知、バーモントキャスティングス社のアンコールですが、こちらはキャンペーン中の旧タイプとなります
遠く北米のバーモント州で生まれたアンコールは、ここ小国町に落ち着くこととなりました
夕刻には、オーナー様より火を入れて頂きました!
築数年が経過した小さな別荘ですが、煙突が出来て建築が完成した様な雰囲気がありますね。
ここをベースに、のんびりとした冬の田舎暮らしがスタートです!
佐賀県唐津市の古民家で薪ストーブの設置工事を行いました!
こちらは去年の9月の様子です
主要な梁と柱以外は、全て新規で組まれているのが分かります。
古民家の再生には、新築以上の手間と時間が掛かる様です
さて、我々はこのタイミングで一期工事を行いました
煙突も小屋裏でしばらく待機です!
こちらが土間スペースとなり、薪ストーブが設置される場所です
あれから4ヶ月、内装工事が終わり二期工事のタイミングを迎えました。
薪ストーブ本体は、重量が200kgを超える ヨツール社 F500です
せーのッ!で、台車から降ろして煙突を接続すれば設置完了です
こちらの住宅の、土間を含めた大空間を暖房するには最適な出力の薪ストーブです!
庭には、良質な樫の丸太が沢山積まれていました
薪は割ると初めて乾燥がスタートします! 丸太のままでは乾燥しないので、こちらは
来シーズン用の準備です。
これからの薪作りが楽しみですね