実は年内に、あと数件の薪ストーブ設置があります
一日に2件の現場も珍しくありません
なにやら荷台の中で二台の薪ストーブが向かい合っています
F400「君はどこに行くの?」
アンコール「佐賀県の神埼市だよ!君は?」
F400「福岡市内だよ! 新天地では、お互い熱く燃えようね!!」
と、言っているかどうかは分かりませんが、最初の現場に到着です!
長梯子を使って室内煙突の取り付けです
煙突が下りてきたところで、薪ストーブの搬入です。
設置が完了した薪ストーブは、ご存じ ノルウェー製 ヨツール社のF400です
こちらはドアに格子が無いタイプでSE(スペシャル・エディション)と言うモデルです。
実は、最近のロットよりガラスのコーティングが変更になりました
燃焼時に炉内より発生する紫外線と赤外線が、ガラスから必要以上に透過することを抑えるのが目的です!
その事で炉内の燃焼温度を上げ燃焼効率も向上、ススの生成を抑えガラスを曇りにくくします。
こちらは、デジタルカメラのレンズに装着しているUV(紫外線)RI(赤外線)カットフィルターです
目的は違いますが、働きは一緒です
コーティングの色が似ていますよね!
さて設置の翌日、建築工事の引き渡しと同時に、待ちに待った火入れです
玄関を入ってすぐの土間に佇むF400です。
広い広い玄関に、リビングとダイニングキッチンを配置した様な感じです。
リノベーションの際、思い切って床を無くし土間に薪ストーブを設置した住宅には、なにか新しいライフスタイルが
感じられますね
設計・施工:株式会社ハウスランド社
福岡県飯塚市の古民家で薪ストーブの設置を行いました!
こちらは改装中の炉台上部の壁です
屋根の構造上、薪ストーブの上部で煙突を曲げるプランです。
と、言う訳で、煙突施工の基準はここからスタートです
この部品位置を決めることで、全てが決まる重要なポジションです!
横引きの高さや寄りが決まると、必然的に薪ストーブ本体の位置が決まります
煙突は反対側(廊下)に顔を出し・・・、
小屋裏の防火区画へ曲がって行きます
煙突が、ど真中に上がって来ました
屋根仕舞いは、古民家ならではの杉皮の野地と土です
たまたまですが、瓦の割り付けとの関係も良い感じです
ルーフィングが無い時代、瓦から吹き込んだ雨水は、厚い土に吸収されて雨漏りを防いでいました。
この後、瓦を復旧して外部煙突が完成です!
さて、台車に乗って薪ストーブが運ばれて来ました
皆さんお気付きだとは思いますが、この薪ストーブは北米製バーモントキャスティングス社のアンコールです。
そして、やや艶が有る深い黒・・・、これは新色のトワイライトです。
写真では分かりにくいかも知れませんが、なんと!煙突も耐熱トワイライト色なのです
オーナー様の強いご要望で、煙突を同色に特殊塗装致しました
もちろん耐熱ですし、艶感もピッタリです
色付きの薪ストーブは、そんなに種類がある訳ではありませんが、ご要望があれば特殊塗装を致します
ご相談ください。
佐賀県白石町の古民家で、薪ストーブの設置を行いました!
現場は、生垣で囲まれた葦(よし)ぶきの屋根を持つ、なんとも風情がある建物です
それもそのはず、江戸時代から続く武家屋敷なのです
こちらは玄関ですが、その造りと相まってケヤキの床板が社寺の様な雰囲気を出しています
こういう建築に出会えると、建築好きとしては心が弾みます
さて工事の方は、屋根を新しく板金に葺き替えた棟で行います。
野地板をカットして・・・、
断熱二重煙突を固定します!
ルーフィングを復旧して、ステンレスフラッシングを被せ雨仕舞いを行います
振り返ると、こんな感じで葦ぶきの屋根と取り合っています
現代の薪ストーブは、薪を直接燃すのではなく、薪から出るガス化した高温の煙を燃焼させます。
これを二次燃焼機能と言いますが、そのため煙突トップから火の粉が出る様なこともありません!
そのため、この様なシュチェーションでも安心して薪ストーブをお使い頂けます
そして後日、室内煙突を取り付け・・・、
薪ストーブの設置が完了しました
薪ストーブは、デンマーク 製スキャン社アンデルセン8です!
その日の内に火が入りました
時代を超えた武家屋敷とデニッシュデザインの融合です
薪ストーブユーザーの皆様、薪の長さは何を目安に決めていますか?
多くのユーザーの皆様が、薪ストーブのカタログに記載している「最大薪長さ」を参考にしているかと思います。
F400なら50cm、アンコールなら55cm等・・。
この数字は、あくまでも炉内の最大幅と理解してください。
実際に55cmの薪を沢山入れるのは困難です。
では、何cm位が適切なのでしょうか?
ズバリ!30cmです
この長さなら、横方向はもちろん、奥行き方向や縦方向にも入れることができ、ほとんどの薪ストーブの機種に
対応できます。
薪を入れる方向に決まりは無いし、大きな薪ストーブに30cmの薪を入れても何ら不具合はありません。
さてこちらは、ファイヤーワールド東京で販売している小ナラの15cm薪です
アンコールやデファイアントなら、トップローディングよりコロコロッと投入でき、とても具合が良いです
小型のストーブには最適ですね
空気の通り道が多いので、着火性がとても良くなります
今お使いの薪ストーブに15cmの薪、意外に良いかもですよ!
福岡県大野城市の新築住宅で全工事を行いました!
先ずは、予め壁の中に仕込んでいたメガネ石を発掘します
センターが出たら、外側からも発掘です!
発掘成功です!
お引き渡し間近の現場は、すでに足場が解体されておりハシゴを使っての高所作業です
軒の出を最小に設計して頂いたので、煙突を曲げることなく設置できました!
美しい納まりです!
壁出しの場合は、 重量がある断熱二重煙突を外壁にガッチリ固定することが施工のポイントです
外部の工事が終わると、いよいよ薪ストーブ本体の搬入です!
薪ストーブは、北米製 バーモントキャスティングス社のイントレピットⅡです
そしてカラーは、マジョリカブラウン!
深みがあるホーロー仕上げです!!
小さな彼の仕事は、1階のリビングとダイニングキッチン、そして隣の和室を暖めること。
そして最も得意とすることは、ご主人様に安らぎを与えることです
朝夕の気温も下がり、薪ストーブシーズンが到来しました!
でもその前に、薪ストーブのユーザーさん、メンテナンスはお済ですか?
煙突内部やトップにススが付着して、こんな事になっていませんか?
これでは何時引火してもおかしくありません!
メンテナンスのタイミングが、ぎりぎりセーフでした
そしてこちらは、煙道内火災を起こした後です!
しかし、使用者も周囲の住民も気付いていませんでした。
幸い延焼は無く、事なきを得ましたが、断熱二重煙突のインナーは変形し、トップと共に交換となりました
メンテナンスをご自分でできないオーナー様は、弊社にて対応致します(有料)ので、事前にご相談下さい。
さて、そんな訳でご用命があれば(交通費は別途かかります)、遠方の現場にも駆けつけます
今回の現場は沖縄なので、メンテナンス道具を最小限にまとめ、飛行機で移動です!
しかし、手荷物検査で、クリーナー等のケミカル用品は全て没収となりました
レンタカーで現場まで移動。
この日の最高気温は29℃で、普通に夏です
道すがら発見した消防車カッコ良い! そして、コールは「911」です!!
間もなく現場に到着。
薪ストーブはヨツール社のF100。
限られた道具で、工夫しながらのメンテナンスとなりました。
そして、外部の煙突掃除です。
今年、九州・沖縄に大きな被害をもたらした数々の台風をしのぎ、煙突はしっかりと固定されていました
因みに、8月の台風15号では、門扉と網戸が飛んでいったそうです
煙突を復旧し、メンテナンスが完了です
今シーズンもステキな薪ストーブライフをお送り下さい!
福岡県飯塚市の古民家で、薪ストーブの二期工事を行いました!
前回の一期工事後、内装が完成したので、室内に煙突を取り付けていきます。
2階は煙突が露出した収まりです
もちろん断熱二重煙突なので、触れても即火傷をする事はありません
こちらは、ほぼ同じアングルから撮影した2階天井の様子です。
左側に見える二本の交差した梁が、リノベーション後では現しで収まっている様子がわかります。
さて床には、防火区画を利用した通気口を設けました。
床と天井の化粧板をパンチンブプレートで製作したので、暖気を2階に上げることができます!
吹き抜けが無い構造の住宅には、とても有効です
煙突が1階に下りてきました。
レーザーポインターで図面上の煙突芯を出します。
お見事!ど真ん中にあります
こちらは、ほぼ同じアングルから撮った改修中のリビングです
大黒柱は壁の中に隠れてしまいましたが、天井部の梁はそのまま露出させた収まりです。
そして、いよいよ薪ストーブの搬入です!
もともとは土間であった場所がリビングに生まれ変わりました!
大谷石の炉台に鎮座した薪ストーブは、ご存知 バーモントキャスティングス アンコール です
アンコールがあるリビングを中心に、ダイニングキッチンやお座敷が広がり使い易く機能的な間取りに
生まれ変わりました!
施工:住友不動産株式会社