ファイヤーワールドグループでは、薪ストーブ設置技術向上のため、定期的に技術研修会を行っています
今年の秋の開催地は、ファイヤーワールド御殿場。 富士山のふもとです
薪ストーブは、色々なお店で買う事ができます。
しかしその価格の中には、設置技術やアフターフォローも含まれていることを忘れないで下さい!
そのため研修会では、施工品質の向上や技術の共有を主な目的としており、各現場・事象の写真やレポートを
基に活発な意見交換を行います。
北はファイヤーワールド函館から、南の福岡まで全13店舗と協力店等が集合しました!
2日間の研修では居眠りする事も無く(笑)、各自大きな収穫を得て解散となりました。
ファイヤーワールド御殿場の店内の様子です
広~い店内には、40台を越える薪ストーブと豊富なアクセサリーの展示があります
さて、ところ変わって舞台は東京
明日から始まる「タッケフェスタ(主催:トコナエプコス)」を見学するために移動です。
会場には、同社が輸入する様々な商材が並びます。
その中でも我々のメインは、もちろん薪ストーブ情報
写真は、11月に新発売の小型ストーブ F105 で、社員による詳しい解説が行われました。
JOTUL史上一番小出力の新商品です
ヨーロッパでは自動車のエンジンと同じ様に、薪ストーブもダウンサイジング化が図られているのです!
実に定格出力は4.5kWで、開発コンセプトは「暑すぎない心地よさ」!
さて、長さを記した薪が、横向きに入れられています
奥行きは25cm程あるので、このF105の場合は、20cm位の薪を縦向きに入れるのが適切です。
薪の小口をガラス面に向けることで、薪は少ない空気でとても良く燃え、しかもガラスの両サイドを
煙で曇らせることも少なくなります。
ほとんどの薪ストーブは、一次空気を利用したガラスウォッシュ構造があり、フレッシュエアは手前から
入ってきます。
炉内サイズ一杯の薪を横向きに入れると、両小口は空気に触れにくいため燃焼が進まず燻ぶってしまいます。
だからガラスの両サイドが煙で曇るのです
薪は手前からしか燃えません(シガータイプの燃焼と同じですね)。
「何だって?」 「知ってた?」 「知らなかった!」 「知ってるよ!」等々・・・。
F400やCI-10GLなど、ガラス面が広いストーブにありがちな、両サイドを曇らせて悩んでいるユーザーさんは、
薪の縦向き燃焼を是非試してみて下さい
それにしてもF105は、とても小さく軽いのです
片手で持ち上げているのはファイヤーワールド埼玉さんです!
因みにカタログ上の重量は97kgです
果たして軽いのか?
会場には、JOTUL社の輸出営業部長のマリウス氏がノルウェー本社よりいらっしゃいました。
マリウス氏がとてもスマートなので、まるで筆者だけが随分手前に居る様です(笑)!
それはさて置き、メーカーのマーケティングや、ステークホルダー(利害関係者同士)としての意見交換が
直接できたのはとても良い収穫でした
その後、レセプションと懇親会のためにノルゥエー大使館に移動です。
大使館地下には立派なホールがあり、ここでマリウス氏によるプレゼンテーションが行われました。
その内容は、世界的なマーケットの動向や、今後のマーケット戦略等々大変興味深いものでした。
昨年はデンマーク大使館にて、MORSO社のエリック社長よりプレゼンテーションを受けました。
この様にファイヤーワールドグループでは、日本の輸入元を通して世界の薪ストーブメーカーと広く深く
関わっています。
そして大事な事は、各メーカーの思いを日本のユーザーに正確に伝え、商品を通じてメーカーとユーザーを
繋げることです。
そのお役に立てる様、頑張って行きます