薪ストーブ

2010.03.25 ローストチキン

ユーザー様から届いた、薪ストーブクッキングをご紹介いたします。

ちょっとした工夫で、薪ストーブを完全な調理器具として(大胆に)お使い頂いています!

題して「薫り高いローストチキン」です:)

 

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鶏肉の骨付きモモ肉に塩とコショウをたっぷりと揉み込みます。

薪ストーブトップの温度を220℃位に調整し、ダンパーを開け鶏肉をのせるだけ。

落ちた油は炉内で燃え煙突から排気されるので、換気扇要らずです。

ガラス窓から焦げないように様子を見ながら、飴色になったら片面をひっくり返し

両面で20~40分じっくり調理します(熾きの量で変わります)。

時間を掛ける事で香ばしく焼き上がります。

 

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トップを開けると、美味しそうな「薫り高いローストチキン」の出来上がり!

本当に美味しそうですね。

子供達に、大人気だそうです!

 

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さて、ちょっとした工夫とは、アミ棚とその高さにありました。

炉内の耐火レンガの上に、全ネジ棒(両端に長ナット付き)をセット、その上に油を塗ったアミを置きます。

食材が落ちないように、アミの前後を少し曲げるのがポイントとの事。

 

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アクレイムのトップを開けると、コンガリ焼けたチキンが・・。

楽しそうな一家団欒の様子が目に浮かびます。

ご投稿ありがとうございました。

薪ストーブ   投稿者 : mnonaka

2010.03.22 薪ストーブクッキング プリン

薪ストーブでプリン(蒸)を作りました。

 

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先ずはカラメルソース作りからスタートです。

ここだけは時間勝負!何があっても譲れないトコロです(^0^)/

お砂糖の焦げる いい香りが立ち始め、気分は盛り上がってきます!!

 

 

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生地を仕上げたらお鍋にセットして、ストーブトップへ。

お鍋に1センチくらいの深さまで水を入れ、蒸します。

フタをしっかり閉め、お鍋のお湯が沸騰しないように注意しながら 見守ること40分。

(この日もアンコールの上はやかんやお鍋で大賑わいです☆働き者です)

 

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 荒熱をとり、冷蔵庫で冷やしたら美味しいプリンの出来上がりです。

 トロトロのプリンにスプーンを入れると、カラメルが溢れ出します。

 ほろ苦風味がプリンにぴったりです。簡単・美味しいデザートです。

 

【材料】 プリン(大) 3個分

卵         2  個 (牛乳、お砂糖と混ぜたら、よく濾しておくのがポイントです)

牛乳      250 ml (お好みで生クリームを加えると、トロトロ感がアップします)

砂糖       35  g

バニラエッセンス 適宜

グラニュー糖 30  g

 

薪ストーブ   投稿者 :

2010.03.13 現場紹介

熊本県人吉市の現場紹介です。

間もなく竣工予定のご新築の建物ですが、オーナー様がどうしても薪ストーブの設置を希望されました。

煙突と薪ストーブの設置を一度に行う全工事です。

 

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丁寧に瓦を外して行きます。

 

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正確な位置だしを行い、屋根を開口します。

もちろん切り取った開口部や垂木は補強します。

 

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天井内の空間には不燃材を貼り、防火工事を行います。

煙突はサポート金具を使い、垂木にガッチリ固定されます。

 

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フラッシングやトップを取り付け瓦を復旧すると、屋根の止水工事が完了です。

和風の建築に黒い煙突が、良く似合います!

 

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薪ストーブは SCAN社 CI-8GL CB です。

煙突は口元から断熱二重煙突を使用しています。

この組み合わせにより、高性能ストーブのクリーンバーン燃焼が可能になります。

(炉壁の杉板の模様はナント!クロスです!! とてもリアルで近付くまで分かりませんでした)

 

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振り返ると太陽光発電パネルが整然と設置されています!

自然エネルギーに対する思いの深さを感じる現場でした。

薪ストーブ   投稿者 : mnonaka

2010.02.20 現場紹介

デザイン性も高い、角トップの施工の様子です。

ステンレスで製作された角トップは非常に堅牢で、高い耐候性を持っています。

その特徴を生かすのは、正確な施工です。

 

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煙突囲いの防火工事※までは、建築工事の範囲で行って頂きます。

(防火工事:サイディングボード等で全ての面を防火加工します)

この日は大工さんが、2人掛かりで急ピッチで施工してくれました(ありがとうございます):)

 

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煙突トップまでは10mほどあり、荷揚げや安全作業のために高所作業車が登場

 

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これから煙突工事がスタートします。

 

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角トップの取り付け架台を固定します。

 

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全部で9本(約90kg)の煙突を、下から組み立てながら吊り上げていきます。

 

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煙突トップがニョッキリ頭を出しました。

 

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ベースを取り付け、コーキングで防水です。

 

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更にストームカーラーを取り付け、二重の防水を行います。

防鳥アミ付き(ファイヤーワールド福岡では標準仕様です)のガラリを固定します。

 

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こんな立派な巣が出来る事もありません。

 

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天板を固定すれば完成です。

 

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周囲の建築より群を抜いて高い煙突です。

建築のアクセントになりました。

屋根は10寸勾配で、棟に立つとまるで綱渡りのロープの上みたい!

 

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内装も仕上がり、待ちに待ったストーブの設置と火入れ式です。

今回は、煙突長が10mを超えたため、煙突ダンパーを設置しました。

強風時などに強すぎるドラフトを圧さえるのが目的です。

もちろん、口元より全て断熱二重煙突を使用しているので、安定したクリーンバーン燃焼を

実現します。

低燃費で低炭素な社会の実現に(少しですが)貢献です!

薪ストーブ   投稿者 : mnonaka

2010.02.19 薪ストーブの着火方法

しばらく寒い日が続きましたが、来週くらいからその寒さも緩んでくる様です。

春が近付くと、火を絶やすことなく(連続燃焼)使っていた薪ストーブも、深夜には火を落とす(断続燃焼)事が

多くなってきます。

そんな時季に増えるお問い合わせが、

「薪ストーブ本体と煙突が、冷えきった状態での焚き始めに煙が室内に戻る!」

と、言うトラブルです。

新規お取り扱いの際にご案内しておりますが、ここでもう一度アドバイスです!

 

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薪は、空気の通りを考慮して組みます。 (写真は SCAN社 CI-8GL CB)

一番下には大割り、その上に中割り、小割りと重ねて行きます。 薪は最初に沢山入れます。

一番上には、小割りした杉の焚き付けと着火剤を2~3ヶセットすれば準備OKです。

後は、着火するだけです!

その後、薪を追加する事も無く、やがてクリーンバーンが始まります。

 

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上から着火された炎は、一見ムダな様に感じますが実は違います。

熱源が上にある事で、煙突内を温めドラフト(上昇気流)を発生させます。

一度ドラフトが起きれば、煙は迷う事無く煙道に吸い込まれて行きます。

扉の隙間や吸気口から煙が逆流してくる事はありません。

下から着火した場合は、燻されて大量に発生した煙が行き場に迷い室内に溢れてきます。

 

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だんだんと炎が下の薪に移って来ました:)

扉は少し開けたままです。

 

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全体に炎が回ると扉を閉めます。 この間、着火から約20分ほどです。

薪ストーブ本体の温度が200~250℃に達したら空気調整レバーを半分くらいまで絞ります。

後は、温度の上昇を見ながら更に空気の量を絞ります。

煙道のドラフト効果により、少ない空気量で低燃費なクリーンバーン運転が始まります。

大事な事は、煙突に断熱材入りの断熱二重煙突を使用している事です。

室内や屋外の冷えた空気の影響を受けずに、高い排気温度を保つことがドラフトを安定させる

ポイントです。

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(JOTUL社 F400の上から着火の様子)

欧米の高性能薪ストーブは煙道のドラフトを前提に設計されています。

シングル煙突ではこの機能は働きません;(

「煙の逆流」、「空気調整レバーを半分以下に絞れない」、「ガラスが曇る」、

「バックパフ(小さな爆発)が起こる」等の原因は、排気システムに原因が有る場合がほとんどです。

もちろん、良く乾燥した薪を使う事が前提ですよ!

シーズンも後半になりましたが、安全で楽しい薪ストーブライフをお楽しみ下さい。

薪ストーブ   投稿者 : mnonaka

2010.02.14 現場紹介

福岡県田川郡の新築現場紹介です。

昨年の11月初旬、棟上日に合わせて煙突工事(一期工事)を行いました。

 

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小春日和の良い天気でした。

瓦工事の前に、煙突と雨仕舞が完了します。

 

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それから、3ヶ月が経ち建築が完成です。

 

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立派な炉台も出来上がり、いよいよストーブ本体の設置(二期工事)です!

 

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バーモントキャスティングスの アンコールです☆

口元より断熱二重煙突でドラフトもバッチリです!

この日は大安だったので、ストーブ以外にも電気屋さんに家具屋さん、カーテン屋さんと

大賑わいでした。

この後、取り扱い説明と火入れ式を行い、ストーブに火が点りました。

オーナー様も大満足でした

薪ストーブ   投稿者 : mnonaka

2010.01.23 現場紹介

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この隙間に煙突を通します!

極狭の足場のため、今以上に太ると身動き出来ません!!

 

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煙突が貫通する壁は、メガネ石でしっかりと防火対策をします。

 

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もちろん断熱二重煙突です。

建築の安全と、ストーブの効率を全てに優先します。

 

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曇天に、にょっきりと煙突が生えてきました!

時折、雪が吹き付ける荒れた天気です。

 

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レリーフが美しい MORSO 1410 です。

現代のモダンな住宅にも、繊細なデザインは良くマッチします。

小型ですが頼もしく燃えるストーブです!

薪ストーブ   投稿者 : mnonaka

2010.01.15 グリドルで「プチフランス」焼きました。

夕食に合わせて 薪ストーブクッキング。 プチフランスを焼きました。

薪ストーブの輻射熱で、寒いこの季節でも パン生地は元気いっぱいに 醗酵してくれます。

この日は、シンプルに砂糖+塩+オイルのみの食事パンです。

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一次醗酵後、成形したパン生地をグリドルに並べ、二次醗酵。

(冬場は予めグリドルを50~60℃程度に温めておくと醗酵が早いです!)

生地が膨らんだら、生地に切れ目を入れて 180~200℃に調整したストーブの炉室へ。

パンの焼き色のつき方を見ながら、パンを移動させるとキレイに仕上がります。

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15分ほどで何とも言えない香り~♪

素朴ですが外はカリカリ、中はモッチモチの「グリドルプチフランス」の完成~(^0^)/

薪ストーブ   投稿者 :

2010.01.13 積雪しました(その2)

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全国的な寒波の影響で、福岡の都市部にも積雪しました。

それでもわずかに4~5cm位ですね。

朝10時の外気温は3℃ですが、室温は平均で22℃です。

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その訳は・・、たっぷりとある熾きの量です。

薪は沢山入れて、空気を絞る事で長時間の燃焼が可能になります。

薪は腕の太さ位(7~8cm)まで割ったものが良く、空気を絞っても薪の表面積が広いので

効率良く(満遍なく)燃焼します。

もちろん良く乾燥した薪(含水率15~20%)を使ってくださいね。

薪ストーブ   投稿者 : mnonaka

2010.01.11 現場施工

今日は福岡県筑後市で全工事です。

現場は瀟洒な佇まいの洋館です。

足場をバッチリ掛けてもらい予定通りに全ての作業が完了!

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ん?なぜか煙突が勝手口のドアを貫通!

DSCF3526.jpg更に庇を煙突が貫通!(庇の中も防火工事済)

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知らない人が見るとトマソン物件ですね、こりゃ!

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しかし室内では、火入れ式を終えたばかりのmorso1126CBが力強く燃えています。

オーナー様は大変ご満足されていました。

そんな様子は、心の原動力になります、ありがとうありがとうございました。

薪ストーブ   投稿者 : mnonaka