薪ストーブ

2012.02.26 現場紹介

福岡県福岡市の既設住宅、で薪ストーブの全工事を行いました。

 

IMG_4603.jpg

「あらよっと!」 薪ストーブの位置出しを行い天井の開口ですblush

 

IMG_4607.jpg

「この辺かな?」 屋根上からも開口部に合わせて瓦(コロニアル)を解体していきます。

 

IMG_4629.jpg

屋根に大きな穴が開きましたsurprise これより開口部(断面部)に防火区画を造作します。

 

IMG_4633.jpg

防火区画(法令)は、小屋裏に煙突を露出させないのが目的です。

断熱二重煙突と防火区画の組み合わせが安全な薪ストーブライフを実現しますyes

 

IMG_4658.jpg

コロニアルも美しく復旧が出来上がり、雨仕舞い丸トップを取り付けると外部の工事は完了ですwink

 

IMG_4616.jpg

さて薪ストーブ本体の設置はと言うと・・、なんと2階のリビングですsurprise

そんな場合は無理して運ばず、即分解です!

力持ちスタッフの足取りも軽やかに、階段を駆け上りますlaugh

 

IMG_4640.jpg

分解された薪ストーブは、2階のリビングへの搬入が完了しました。

さて皆さん、何と言うストーブか分かりますか?

この状態で分かるのは、このストーブのユーザーさんかストーブ屋さん位か!?

 

IMG_4645.jpg

ヒントは、組み立て途中の「座ると痛そうなイス」の状態blush

 

IMG_4679.jpg

正解は、SCAN CI-8GL CB (デンマーク)!

代表的な中型モダンデザインの薪ストーブです。

ドアハンドルは(取り外し式のためチャイルドロックができ、小さなお子様の不意なイタズラを未然に防ぎます。

この日、子供達の見守る中、ご主人により最初の火が点火されました。

 

IMG_4686.jpg

この薪ストーブ、組み立て後すぐに火を入れる事が出来ますyes

セメント系のガスケットを使用していないため、分解・組み立てによる品質変化のリスクがありません!

この愛すべき、高性能なモダンデザインの薪ストーブは、弊社ショールームで燃焼実演中です。

(同社の鋳造技術や製作精度は素晴らしいものです!分解・組み立てを行うと良く分かります)

 

薪ストーブ   投稿者 : mnonaka

2012.02.18 現場紹介

山口県宇部市の古民家で全工事を行いました。

 

IMG_3677.jpg

夜が明けたばかりの関門橋、ここを渡れば中国道の始まりです。

 

           IMG_4328.jpg

            詳細な築年数は不明ですが、明治期に建てられた古民家ですblush

                   先ずは、慎重に瓦の解体から始めます。

 

IMG_4334.jpg

小屋裏には防火区画を設けます。

断熱二重煙突が小屋裏に露出しない様に不燃材で囲いを造作します。

 

IMG_4343.jpg

煙突の位置出しを正確に行い、レベルが決まるとビスやボルトで完全固定しますyes

 

IMG_4344.jpg

アルミ製のインナーフラッシングを取り付け、二重の止水対策を行います。

 

IMG_4350.jpg

瓦と相性が良い鉛フラッシングを取り付けます。

 

           IMG_4379.jpg

瓦を復旧し、ストームカーラーや丸トップ(防鳥アミ標準装備!)を取り付けると外部の煙突工事は完了ですwink

 

IMG_4364.jpg

囲い内にしっかりと固定された断熱二重煙突ですyes

天井化粧板を取り付けると見えなくなる部分なので、防火の意味でも確実な施工が求められます。

 

           IMG_4372.jpg

                     さて、薪ストーブの搬入です。

       しかし今回の薪ストーブは、重量級のヨツール社 F600 。実に220㎏ありますsurprise

       平地でさえ、押しても引いてもびくともしません。圧倒的な体重の差がありました。

              更に、力持ちスタッフも笑みがこぼれ力が入りませんcrying

 

         IMG_4388.jpg          

     さて、無事に搬入できた F600 ですが、昔からそこにあった様な佇まいを見せていますblush 

  それもそのはず、元々このスペースは釜戸や五右衛門風呂の焚き付け口があった場所なのです。

                 そんな訳で、いい雰囲気が出ていますyes

 

IMG_4396.jpg

お昼頃には、無事に火入れが出来ましたlaugh

しかも着火材は使わず、オーナー様のこだわりで鉋くずが着火材替わりです。

これから慣らし運転を4~5回重ね、本格的な運転が始まります。

まだまだ寒波が続きそうです、実に頼もしいパートナーが出来ましたねyes

薪ストーブ   投稿者 : mnonaka

2012.02.11 現場紹介

福岡県糸島市の新築住宅で薪ストーブの全工事を行いました。

 

           IMG_4243.jpg

                    先ずは、足場の仮設ですblush

             息の合った足場屋さんの作業に見入ってしまいます。

因みに、建設現場で資材を直接投げる作業が許されているのは、有資格者による足場の仮設工事だけですwink

 

IMG_4246.jpg

今回は、壁出し煙突仕様です、早速壁の穴開けです。

腰壁を開口すると土壁が・・surprise そうなのです、この建築、えつり壁と檜造りが自慢の住宅ですlaugh

 

IMG_4255.jpg

外部は美しい白壁の面積が大きく、煙突を固定するブラケットの位置が制限されます。

重量がある断熱二重煙突は、破風の上部固定だけではとても強度が確保できません。

 

IMG_4265.jpg

そのため、予め製作したブラケットを使い、煙突固定バンドを使い強固に固定しています。

たかが煙突の固定ですが、住宅によって異なる建築環境を事前に把握し、最適な設置を心掛けていますyes

 

           IMG_4298.jpg

当然ですが、しっかりと鉛直が出た煙突は、見ていても安定感があり建築との一体感も生まれます。

 

IMG_4276.jpg

さて薪ストーブの搬入です。

ところが、とても現場の搬入環境が良く、弊社の力持ちスタッフも楽をしている様ですlaugh

 

IMG_4282.jpg

コーナーの45°回転位置に設置される薪ストーブは、図面通りに配置され、間もなく煙突と接続されますblush

 

IMG_4287.jpg

画して、1FLより20㎝ほど低い土間に薪ストーブは納まりましたlaugh

薪ストーブは、ノルウェー製 ヨツール社 の F500 。

ドアに格子が無いスペシャルエディションで、昨年10月に発売になった新商品ですyes

 

IMG_4297.jpg

薪ストーブが設置された土間は、古来製法の土で仕上げた本当の意味での「土間」です。

土壁や檜など、日本の風土に合った自然素材を多用した建築に仲間入りした、青い目をした薪ストーブcool

こちらも、良質の鉄鉱石から造られた堅牢な鋳鉄製品です。

伝統や技術が詰まった本物の「薪ストーブ」、永く良い仕事をしてくれるのでこれから可愛がって下さい。

薪ストーブ   投稿者 : mnonaka

2012.02.06 アナログパン

薪ストーブは暖をとるのはもちろん、クッキングにも重宝します。

薪ストーブでパンを焼きましたyes

 

 

IMG_4012.jpg

まずは、生地作り。もちろん、手捏ねです!!

そして発酵。気温の低い冬は、薪ストーブの側がパン生地の一番の特等席です♪

 

 

IMG_4020.jpg

生地を分割、ダッチオーブンに並べ、更に発酵させます。

真冬はダッチオーブンも冷え切っているので、あらかじめ炉辺に置いておくと◎

生地も、期待も膨らみますsmiley

 

 

IMG_4038.jpg

いよいよ、炉内に投入!

このときクッキングスタンドの下の熾はなるべく炉内側面に寄せます。

そうすることで、炉内に満遍なく熱が回り込みます。

途中ダッチオーブンを回転させ、焼きムラを防止しますyes

外に出ると、煙突から いい香りが・・・。

 

IMG_4045.jpg

およそ15分後、シンプルなロールパンが焼きあがりました。

自然の恵みで作ったアナログパン、お味の程は?

 

 

薪ストーブ   投稿者 :

2012.02.03 薪ストーブクッキング「りんご」

薪ストーブで冬篭りのお供には、薪ストーブクッキングはいかがでしょう!

今日はストーブトップで簡単にできる、焼き林檎をご紹介します。

 

IMG_2844.jpg

まずは、林檎の芯をくり抜き、種をかき出します。

底を突き破らないように注意するのがポイント!

 

IMG_2850.jpg

くり抜いたところへ、お砂糖、レーズン、バターを詰め、シナモンを振ります。

お好みで胡桃などのナッツ類やカステラ、はちみつ等を加えてもyes 

沢山詰めたい場合は、最初に開口部を大きくしておくことをおススメします!

(ぎゅうぎゅうに詰めると、途中で林檎が割れてしまうこともcrying

 

IMG_2857.jpg

準備完了の林檎と少量のお湯をお鍋に入れ、ぴっちりとフタをして、ストーブトップへ。

まもなく甘酸っぱい いい香りが部屋中に広がってきますsmiley

 

DSCN1686.jpg

林檎がくったりとなったら、出来上がりです。

お好みでバニラアイスやメレンゲ等を添えても・・・surprise

薪ストーブの炎の前で頂くホームメイドのホットスイートは、心から温まりますねheart

 

 

 

 

 

薪ストーブ   投稿者 :

2012.02.02 大寒波に思うこと

私事で恐縮ですが、薪エネルギーのみで13年目の冬を過ごしています。

我が家では、電気やガス・灯油を使用する事無く、質の高い全館暖房(家一軒暖房)を行っています。

述べ床145㎡の室内のドアは全て開け放ち、どの部屋も暖かく快適な状態です。

未来のエネルギー事情を明るいものにするため、新築時に設置したものです。

そんな薪ストーブは、新築や既設を選ばず ほとんどの住宅に適合します。

 

IMG_2794.jpg

             そして、暖房だけではないのも薪ストーブの魅力ですblush

      ほとんどの薪ストーブは、直火や余熱を使ったストーブクッキングが楽しめます。

 

           IMG_2804.jpg

          焼きマシュマロなんてお手の物yes 3時のおやつも楽しくなりますlaugh

 

IMG_2110.jpg

薪ストーブの燃焼とは、薪に含まれる煙りを高温でガス化させ、且つ少ない酸素で燃しているものです。

自分で作った薪が美しい燃焼を見せてくれた時、喜びもひとしおですyes

節電や原油価格と無縁の薪ストーブ生活、身も心も暖まる質の高い暖房をご提供致します。

是非、お近くのファイヤーワールドグループをお尋ね下さい。

 

薪ストーブ   投稿者 : mnonaka

2012.01.27 炎がつなぐ家族の絆

福岡県八女市の既設住宅で、薪ストーブの全工事を行いました。

 

IMG_3885.jpg

現場の住宅はALCのパネル構造ですblush

事前の打ち合わせで煙突を壁から出すプランとなりました。

しかし、煙突貫通の穴がALCパネルの強度を著しく落とすことはNGです。

壁の中の構造体に干渉しても問題があります。

薪ストーブの設置位置はいろいろな建築的制約がありますが、建築の構造を良く理解し検証する事によって

最良の位置を見つけ出すことが出来るのですlaugh

 

IMG_3909.jpg

軒を大きくかわした煙突をサポートしているブラケットは、事前に製作したものですblush

軒が広く、雨樋もシステマチックにカバーされているので強度がある構造物にアクセスできません。

そのため、壁から持ち出すステンレス製のブラケットを特注で製作しました。

その出来は写真の通り、非常にシンプル且つ強固に煙突を固定する事が出来ましたyes

 

IMG_3929.jpg

煙突は建築と同様、構造物として堅牢に組み立てられたその姿は、ある意味 機能美さえも感じますlaugh

また、点検口が二ヶ所ある90°クロスの部材は、煙突のメンテナンスを行うオーナー様の負担を軽くします。

 

IMG_3917.jpg

弊社の力持ちスタッフも頑張りますwink

足の裏の摩擦係数を最大限に上げている様子が伺えますblush

 

IMG_3935.jpg

そして、シンプルな鋼板製の炉台に納まった薪ストーブは、ベルギー製 ドブレ640 。

もともとは20世紀初頭、ノルウェーに設立された鋳物メーカーです。

70年代にベルギー アントワープ近郊に移転し、本格的に暖炉・薪ストーブの開発と製造を始めました。

シンプルなデザインで構成される鋳鉄製の本体は、非常に美しい仕上げを有しています。

その完成度は以前、建築や美術鋳物の設計・製造に携わっていた私の感性を唸らせるものがありますyes

 

IMG_3949.jpg

各部の取り扱い説明も行い、そしていよいよ火入れの瞬間!お父さんと息子さんの二人三脚で着火ですlaugh

                                                 (二人三手?)

薪作りや火の管理等、これからは男性陣の仕事がたくさん待ってますよ!

 

IMG_3976.jpg

女性陣はやはり暖かさ!それにストーブクッキングも気になりますねheart

 

IMG_3993.jpg

子供達が見つめる炎、その先にはきっとドラマチックな未来が待っているはずですyes

どうぞ素敵な薪ストーブライフをお送り下さい。

薪ストーブ   投稿者 : mnonaka

2012.01.24 現場紹介

               福岡県糟屋郡の新築住宅で二期工事を行いました。

 

           IMG_3815.jpg

          引渡し直前の室内には、堂々のステージが出来上がっていましたblush

 

           IMG_3818.jpg

             一期工事にて取り付け済みの煙突が青空に映えますlaugh

         ALCの壁には、設計段階で決定された下地金具が埋め込まれています。

 重量がある断熱二重煙突を、適切なブラケットを使い設計通りに取り付け建築の一部となっていますyes

 

  IMG_3825.jpg

                弊社の力持ちスタッフは今年も頑張りますyes

 

           IMG_3829.jpg

                     こちらも図面通りに納まりましたwink

 

  IMG_3847.jpg

          薪ストーブは 北米 バーモントキャスティングス社 アンコール です。

     マジョリカブラウンの色が映える炉台に納まり、一層輝いているように見えますsmiley

 

 

 

薪ストーブ   投稿者 : mnonaka

2012.01.14 現場紹介

福岡県福岡市で、ビルの屋上部に薪ストーブを設置しました。

 

IMG_2024.jpg

増設された部屋は、なんと薪ストーブ専用ルームです。

特注でステンレスフラッシングを製作、板金屋根との取り合部をうまく納めますblush

 

 

IMG_2028.jpg

煙突貫通部は、しっかりとコーキングを施し水密を取ります。

断熱二重煙突は熱漏れが少なく、シール材の劣化も抑えてくれますwink

 

IMG_2031.jpg

ステンレス製ストームカーラーを取り付け、二重の止水を行います。

ここから先の処理は、屋根屋さんの作業となります。

 

IMG_2059.jpg

この美しい仕上がりを見てくださいlaugh流石です!

煙突と屋根が一体化されました、完璧ですねyes

 

IMG_2054.jpg

煙突の先に見えるのは福岡市民の憩いの公園、素晴らしいロケーションです。

広い敷地内には美術館や能楽堂があり、夏には花火大会の会場となりますenlightened

 

 

            IMG_2042.jpg

              薪ストーブは、 バーモントキャスティングス社 アンコール。

              ホーローレッドが美しい高品質の薪ストーブです。

 

            IMG_2060.jpg

          早速、取り扱いのご説明をさせて頂き、オーナー様に最初の火を入れて頂ましたlaugh

薪ストーブ   投稿者 : mnonaka

2012.01.10 本年も宜しくお願い致します。

佐賀県神崎町の新築現場で火入れ式を行いました。

 

IMG_2983.jpg

     薪ストーブのおじさん、宜しくねyes    こちらこそ本年も宜しくお願い致します。

 

IMG_2957.jpg

              取り扱い説明のあとに、いよいよ火入れですlaugh

         ご家族や現場の所長も 二礼二拍手一礼 をご同席頂き、いざ着火。

 

 

           IMG_2962.jpg

                薪ストーブはノルウェー製 ヨツール社 F273 です。

        フリースタンディングタイプの薪ストーブとして とても洗練されたデザインは

     インダストリアルデザイン業界の中において、高くその完成度が評価されていますyes

        扉のロックや吸気レバーの操作感など、人の感性に訴えるプロダクトです。

 

           IMG_2970.jpg

           画して、子供達が楽しそうに走り回る空間が出来上がりましたlaugh

その様子を、薪ストーブのおじさんはカメラに納めて、全ての設置工事が完了した事を実感しているのでした。

 

薪ストーブ   投稿者 : mnonaka