薪ストーブ

2012.12.23 古民家と薪ストーブ

福岡県糸島市の古民家で、薪ストーブ設置の全工事を行いました。

 

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午前中は雨が降っており、雲の様子を見ながらの作業開始となりましたblush

オーナー奥様も興味津々、作業の様子をカメラに納めていました。

 

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先ずは瓦の解体です。

濡れた瓦は滑り易く慎重に作業を進めますblush

 

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同時に、部屋内では天井の開口を行います。

 

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こちらの建築は昭和3年に竣工。

最近行ったリフォームの際、屋根裏部屋を取り払うと美しい梁組が出てきましたlaugh

隠すのもったいないと思い、オーナー様のセンスで仕上げたそうですwink

 

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さて工事の方は、屋根の開口と防火処理が終わり最上部の煙突がセットされましたyes

 

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ルーフサポート金具を使い、確実に垂木に固定していきますwink

 

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インナーフラッシングを先に取り付け、その上にアウターフラッシングを取り付けます。

二重の雨仕舞い対策(瓦の場合)ですyes

 

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瓦を復旧し外部工事完了ですwink

 

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天井化粧板を取り付け、断熱二重煙突も壁に沿って下りてきました。

 

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さて薪ストーブ本体の搬入です・・・が、なにやら人が多すぎますblush

力持ちスタッフならきっと一人で上げていましたねlaugh

しかし惜しみなく力を貸してくれる仲間達に感謝!

 

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全ての工事が完了し、いよいよ火入れの瞬間です!

オーナー様より薪ストーブに最初の炎が灯されます。

 

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薪ストーブは デンマーク製 スキャン社 CI-8GLCB です。

対流式ですが、素早い着火性能と大変美しい炎が魅力の薪ストーブです。

特に空気レバーを絞ることで初めて現れる二次燃焼時の炎は、もはやアートと言っても過言ではありません!

 

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ワンちゃん達も思い思いの場所でくつろぎ始めましたlaugh

暖かい炎には、きっと種を越えて作用する癒しの効果があるのですね。

 

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火入れ式が終わる頃、陽はとっぷりと暮れ気温も下がってきました。

しかし煙突のシルエットが、暖かそうな家庭の団欒を想像させてくれますsmiley

薪ストーブ   投稿者 : mnonaka

2012.12.19 現場紹介

福岡県宗像市で二期工事を行いました。

 

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これより薪ストーブが入場門に向いま~す!

 

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玄関からリビングを抜け・・、blush

 

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細い廊下を通り・・、

 

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ダイニングキッチンに到着後、室内煙突を接続し完成ですyes

 

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取り扱い説明を行い、実践を兼ねての火入れですlaugh

 

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薪ストーブは ノルウェー製 ヨツール社の F500です。

大型のクラッシックタイプで、人気も高く頼もしい薪ストーブです。

 

薪ストーブ   投稿者 : mnonaka

2012.12.18 炉台造作

福岡県宗像市で炉台工事を行いました。

 

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設置される薪ストーブの重量は200kgを越えますsurprise

古民家故、必要に応じて床の補強を行います。

 

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リフォームを重ね二重になっている床板を剥がしていきます。

 

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現れた根太ですが、炉台と薪ストーブを設置するには心もとないですねblush

 

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なので徹底的に補強しますyes

 

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合板床と相まって十分な補強ができました。

また、壁には空気層を持った遮熱壁を造作します。

 

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床は磁器タイルを貼ります。

炉台の仕上げ面をフラットにしたい、と言うオーナー様のご希望により微妙な高さをそろえながらの施工です。

 

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祝、完成yes 次回は、二期工事です。

薪ストーブ   投稿者 : mnonaka

2012.12.17 現場紹介

福岡県朝倉市の既設住宅で、薪ストーブの全工事を行いました!

 

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今回の現場は板金屋根ですblush

解体と復旧にはかなりの技術が必要です。

 

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しかも、屋根面の熱を取り込み床下に送り込む暖房装置がついています。

そのため野地や垂木が一般とは違う構造です。

煙突を確実に固定するための補強がポイントですwink

 

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重量がある断熱二重煙突を確実に固定しますwink

 

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フラッシングやストームカーラー・雨仕舞い丸トップを取り付け、板金屋根を復旧すると屋根工事は完了ですyes

 

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さて、屋根を貫通した断熱二重煙突は、二階ロフトの床を更に貫通しますblush

もちろん煙突の貫通部には防火区画を設けます。

 

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吹き抜けを1階まで降りてきた断熱二重煙突は、所定の位置までオフセットしますblush

 

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ここでいよいよ薪ストーブの搬入ですlaugh

 

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「ボクは我が家の門番を勤めるビーグルのペロです。何かお手伝いしたいなあ?そうそう 穴掘りが得意だよ!」

「ペロちゃんごめんねindecision今回穴は要らないので、また今度お願いします。」

 

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さてガラスフロアプレートの上に薪ストーブが設置されましたlaugh

デンマーク製 スキャン社 CI-10GLCB です。

大型の対流式薪ストーブで、可燃物までの安全離隔距離が極めて小さいく、設置環境を問いません。

(具体的にはご相談下さい)

 

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夕刻には、火入れです!

構想数年!! 待ちに待った瞬間です!!!

 

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オーナー様の思い通りに薪ストーブが我が家の仲間入りです!

ほとんどの場合は1日の工事で完了しますsmiley

導入をお悩みの皆様、この冬思い切ってみてはdevil

薪ストーブ   投稿者 : mnonaka

2012.12.16 ちょっと遅めのメンテナンス

大分県由布院町のレストラン「十和蔵」で暖炉フードのメンテナンスを行いました。

飲食店という性格上、作業時期が限られシーズンインのメンテナンスとなりました。

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設置したものは、弊社にてオーダー製作した暖炉フードと煙突システムですwink

 

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煤(スス)で店内が散らかると大変!ミスはできませんので煙突フードの養生を正確に行いますblush

 

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由布岳をバックに掃除ブラシを入れていきますlaugh

煙突径は8インチですが、ブラシ以外の道具や手順は6インチの煙突と変わりません。

 

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ブラシを入れていくと、下には煤がパラパラと落ちてきます。

オープン暖炉とは言え、高さ8mの煙突は全て断熱二重煙突!

その効果があってか、取れる煤はお茶碗一杯くらいsurprise

内部が冷えにくいので、煙はインナー煙突内部に結露することなくトップから排気されますyes

 

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丸トップも取り外し、丁寧にタールを除去していきますblush

 

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由布院は盆地なので、冬の冷え込みが一段と厳しくなりますsurprise

それにしても牧歌的な風景!

 

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この日、由布岳は初冠雪crying

キレイになった丸トップを取り付け、寒い寒い屋根上の作業は完了です。

 

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    メンテナンスが終わった暖炉スペース、ウインターシーズンならではの直火がお客様を

                      楽しませてくれるでしょうlaugh

                是非、由布院まで足を運んでみてください!

薪ストーブ   投稿者 : mnonaka

2012.11.14 現場紹介

福岡県宗像市の古民家で一期工事を行いました。

 

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門構えも立派な今回の現場は、築113年の歴史ある建築ですblush

 

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早速瓦屋根を解体、しかし建築当初は茅葺屋根だったそうですsurprise

そして40年ほど後に、瓦屋根に葺き替えられました。

 

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当時は養蚕を営んでおり、そのため中二階があります。

複雑に梁と母屋が交差する小屋裏の構造を良く把握し、断熱二重煙突とは言え安全な設置位置を確定します。

また、屋根の補強も重要なポイントですyes

 

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その中二階が煙突の設置経路にあたるため、こちらの防火対策も重要なポイントとなりましたblush

 

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この時代、野地板には杉の皮、瓦の固定には大量の赤土が使われており、大変有効な断熱効果があります。

 

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インナーフラッシングを取り付け・・、

 

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鉛フラッシングを敷き込み雨仕舞いを行いますが、水密と瓦の復旧は腕とセンスの見せ所ですwink

 

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瓦の復旧も見事に完了! 煙突が瓦屋根と美しく一体化しましたyes

この様に色々な屋根の納まりに対応致します。

 

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小屋裏は煙突囲いを造作し、必要な防火区画を確保しました。

防火には、断熱材が入った二重煙突でも念には念を入れ、万が一の可能性を無にする事が必要です!

 

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さて室内では、複雑な天井と屋根構造の影響を受けこの様に納まりましたblush 一期工事はここまで!

次回は炉台の造作ですlaugh

薪ストーブ   投稿者 : mnonaka

2012.11.06 火入れ式

福岡でも日に日に外気温が下がり始めました。

今年の夏の間に薪ストーブを設置した現場で、火入れ式を順次行っています。

 

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ファイヤーワールド福岡では、設置後に必ず「火入れ式」を行っていますblush

家の中で家長に最初に火を入れて頂くセレモニーです。

そして実際に取り扱いのためのご説明を致しますwink

 

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こちらの薪ストーブは、デンマークのスキャン社 CI-10GLCB 。

代表的な対流式の大型薪ストーブですlaugh

 

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薪ストーブには不思議な力があります、それは・・。

火が入ると、自然と家族が薪ストーブに集まって来るのですblush

良いですよ~、家の中で火を焚く暮らしって!

 

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こちらの御宅でも火入れ式を行いました。

ワンちゃんも興味津々ですblush

 

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ベルギーのドブレ社 640に火が入りました!

 

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薪ストーブに火が入るだけで皆が幸せになりますwink

薪ストーブには、本当に不思議な力があるのですlaugh

ホントですよ!

薪ストーブ   投稿者 : mnonaka

2012.10.21 現場紹介

よく晴れた秋空の下、福岡県飯塚市で一期工事を行いました。

 

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今回のお宅は角トップ!

先ずは、煙突囲いに下地金具の取り付けです。

 

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続いて、囲い内煙突サポートの取り付け。

ステンレス製で堅牢な構造ですwink

 

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レベルと鉛直の基準を出し、断熱材入り二重煙突を正確に固定します。

 

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フラッシングを取り付け、接合部にはコーキングを充填します。

 

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更にストームカーラーを取り付け、二重の雨仕舞い対策ですyes

 

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更に、ルーバーを取り付けます。

 

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弊社の角トップ(丸トップも)は、防鳥アミを標準装備していますwink

ユーザーの立場に立って煙突設計を行っています。

 

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天板を取り付けると完成です!

左官屋さんお待たしました!! 後のタイル仕上げをお願い致します。

 

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足場が解ける頃、二期工事(薪ストーブ本体の設置)です!

薪ストーブ   投稿者 : mnonaka

2012.10.07 現場紹介

福岡県宗像市で全工事を行いました!

 

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断熱材入りの二重煙突は、薪ストーブの背面より壁を貫通します。

そのためこれより壁を開口しますblush

 

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開口した壁にはメガネ石を埋め込みます。 安全に煙突を貫通させる必須アイテムですねwink

 

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壁面を貫通した断熱二重煙突は、90°曲がり天を目指しますyes

 

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なにやら視線が気になり振り返ると、小さな現場監督がsurprise 我々を見守っていました(笑)。

 

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煙突のセンターラインが決まると取り付けピッチが上がりますwink

 

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外壁化粧板や丸トップを取り付けると、外部煙突と雨仕舞工事が完了です!

さて皆さん、お気付きでしょうか? 外壁が多角R形状なことに・・surprise

 

 

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外壁が多角Rなので、当然内壁も角度が付いていますblush

具体的には、通り芯に対して10°の壁角度が付いているのです。

 

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そのため15°のエルボー材を使い大きく調整、オーバーの5°は壁の中で振り戻し薪ストーブ本体を

通り芯と平行に納めますyes

 

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画して土間に納まった薪ストーブは、SCAN社の 58CB です。

オーバル(楕円)形状がスタイリッシュなデザインを生み出しているスチールモデルです。

 

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実は、建築自体の形状も楕円(正確には:二つの違う半径が切り替わる内接円の組み合わせ)であり

薪ストーブの形状そのものが、建築を現している様にも思えます。

オーナー様のセンスに脱帽です!

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2012.09.30 実りの秋

佐賀県鳥栖市で二期工事(薪ストーブ本体の設置)を行いました。

 

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                 さて、現場に到着blush、広い広い敷地です。

       棟上げ時(一期工事)に取り付けた煙突がすっかり屋根になじんでいますwink

 

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                   先ずは、室内煙突の取り付けです。

 

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      天井化粧板を取り付け、壁から固定を取り、内部の断熱二重煙突が下りてきました。

 

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そして、いよいよ薪ストーブ本体の搬入です! 薪ストーブはヨツール社のF500。

重量200㎏を越える大型の薪ストーブですwink

 

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        そんな重量級の薪ストーブも、知恵と工夫により安全に設置できましたyes

 

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現場を後にした道すがら、沢山の彼岸花が咲いていました。

まるで、黄金色に実った稲穂の刈り取りタイミングを教えているかの様ですね!

薪ストーブ   投稿者 : mnonaka