薪ストーブ

2011.10.04 秋の訪れと薪ストーブ工事(その2)

前回に引き続き、福岡県大宰府市の現場で二期工事を行いました。

 

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先ずは、薪ストーブ本体の搬入を弊社一の力持ちスタッフ(笑)が軽々と行いますsurprise

 

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と、言う訳でアッと言う間に薪ストーブが設置完了!

 

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煙突芯を合わせるためにオフセットアダプターをオーダーで製作。

大変うまく納まりましたyes

50ミリの段差はここで解消です!

 

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取り扱い説明を行い、いよいよ火入れです!

ご主人により最初の火が灯されましたlaugh

 

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 ベルギー王国の ドブレ社 760CB は、200㎏を軽く超える大型の薪ストーブです。

非常に丁寧に造り込まれた製品からは、薪ストーブに対するメーカーの意気込みを感じます。

 

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さてこちらは、Webサイトから出力した写真を基に小学1年生の息子さんが工作したものですlaugh

本物が来るまでの間、炉台の上に置いていたそうで、ご子息の薪ストーブに対する強い意気込が伝わります!

 

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ご近所からは、薪屋さんと思われているそうですsurprise

それも納得!1階部分には綺麗に割られた薪が高く積まれていました。

すでにご主人は薪作りがライフワークになっているそうです。 頼もしいですねyes

薪ストーブ   投稿者 : mnonaka

2011.10.01 秋の訪れと薪ストーブ工事(その1)

秋の訪れと共に、薪ストーブの設置工事が多くなってきました!

福岡県大宰府市で行った既設住宅での一期工事と炉台の造作工事の様子です。

 

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        RC造の3階建ての建築に、先ずは高い高い足場の仮設ですblush

 

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そしてコア抜き!

薪ストーブの機種や建築構造により穴の位置が決まります。

穴の位置を本当はあと50ミリ高くしたかったのですが、サッシ等の都合上この高さとなりましたyes

 

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穴も見事に開きましたwink

同時進行で炉台の造作です。

炉台の造作に当たっては、オーナー様と形状やタイルの色など事前に十分な検討を行います。

時には家族会議が開かれることも!

なにしろ、完全オーダーの造り付け家具の様なものですからねsmiley

 

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         外部では、穴位置を基準に煙突工事が進みます。

 

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室内では大工工事も進み、空気層を持った二重構造の遮熱下地が出来上がりました。

コンセントの移設(電気工事)も行いますyes

 

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オーナー様が選ばれたマテリアル(せっ器質レンガタイル)を貼っていきます。

 

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家具や内装材と調和した炉台が出来上がりましたyes

遮熱壁は深目地、炉台は浅目地と異なる仕上げにする事で、炉台全体に豊かな表情が出てきますlaugh

 

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     数日間の養生を行い、いよいよ二期工事(薪ストーブの搬入)です!

 

薪ストーブ   投稿者 : mnonaka

2011.09.28 山小屋の火入れ式

熊本県小国町で火入れ式を行ってきました。

 

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内装も仕上がり、4人分の二段ベッドも出来ていましたblush

 

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ここは涌蓋山(わいたさん)のふもと、温泉も目の前で山遊びのベースにはもってこいの山小屋です!

しかし、九州有数の豪雪地帯でもあり、その寒さは半端ではなくスキー場の計画まであった程ですsurprise

 

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さて、いよいよ火入れ式です! ご主人の手で薪ストーブに最初の火が入りましたlaugh

薪ストーブは バーモントキャスティングス社の末娘、ホーローレッドのイントレピットⅡです。

小さな薪ストーブですが、触媒を使った高い燃焼機能には定評がありますyes

雪遊びのあと、冷えた体を芯から暖めてくれることでしょう。

 

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火入れ式のあと、ちょっと下ったところにあるパン屋さん「そらいろのたね」にお昼を買いに寄り道blush

ジャージーミルクパンにクリームパン、あんパンやチーズパン、などなど・・・

美味しいパンを沢山買ってホクホクしているところへ、

「ちょっとこっちこっち」と、ご主人に手招きされて行ってみると・・surprise

 

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そこにはとても可愛らしい煙突のある小屋が!

なんと自家製の燻製小屋でした。

もちろん燻製も自家製です。 山桜で燻していました。

お土産にと、大きなベーコンのブロックをいただいたのですが・・cheeky

 

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早速その晩、厚切りにしてビールと一緒に頂きました。 

美味しいものは出来たてが一番yes ご馳走さまでした!

 

薪ストーブ   投稿者 : mnonaka

2011.09.24 二期工事と火入れ式

福岡県福岡市の現場紹介です。

新築の住宅で二期工事と火入れ式を行いました。

 

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台車を使って薪ストーブの搬入ですblush

この日は台風15号が福岡に最も接近していました!

薪ストーブが濡れない様にビニールで養生です。

 

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室内は引越しも一段落、ご一家の新しい生活が始まっていました。

空気層を持った遮熱壁には下部に通気口があり、建築本体に輻射熱を伝えにくい構造になっていますyes

炉台は床とフラットで動線の妨げになりません。

いずれも炉台設計のポイントですねlaugh

 

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さて、室内煙突の取り付けです。

重量がある断熱二重煙突を確実に固定します。

 

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薪ストーブが納まりました。

バーモントキャスティングス社 アンコール(触媒式)です。

ホーロー色はインテリア性も高く存在感がある薪ストーブですね。

触媒を備えたアンコールは燃焼効率が特に良く、住宅街にお勧めですyes

さて、気になるのが薪ストーブの右側にあるハッチblush地下室の様ですが・・?

 

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なるほど!斜面を利用した地下ガレージへの通路でしたwink

 

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そしてガレージには、世界で最もHOTなモトクロス用のマシンがsurprise

オーストリアのオートバイメーカー KTM社が造り出す製品で、乗り手を選ぶハイパフォーマンスマシンですyes

専用設計の機械には機能美が宿りとてもカッコウ良いです!

 

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さてリビングに戻り、ご家族が全員そろったところで火入れ式ですblush

取り扱い説明の後、ご主人に火を入れていただきました。

台風の強い風で、すでに強烈なドラフトが断熱二重煙突内に発生しています。

しかし風圧帯を避ける高さに煙突トップがあるので、突風が吹いても空気が逆流することはありませんyes

 

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火が入りましたlaugh

お年頃の子供たちも興味津々「もう暖かいぞ!!」 。(台風接近で学校は早期下校とのこと、ラッキーッ!)

率先して薪ストーブの番をしてくれそうですねwink 本当に仲の良いご家族です。

そんな一家を暖めてくれる頼もしい仲間が加わりました。

薪ストーブ共々、今後ともファイヤーワールドを宜しくお願い致します!

薪ストーブ   投稿者 : mnonaka

2011.09.21 紅白願塩で火入れ式

夏の間に設置が完了した薪ストーブの火入れ式を行いました。

 

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火入れ式では、慶び~の酒♪「松竹梅」、そしてお清めの塩は大宰府天満宮の「紅白願塩」が脇を固めますwink

天満宮境内で取れた梅を使用しているので紅い塩が特徴です。

薪ストーブライフの始まりに、家内安全を祈願しての火入れ式です。

 

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煙が出ていないか、オーナー様ちょっと気になって確認!

OK!二次燃焼が始まるとほとんど煙は目視できませんyes

 

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古民家を、現代の水準で完全再生した住宅に命が吹き込まれましたlaugh

薪ストーブは バーモントキャスティングス社 アンコール(触媒式)です。

マジョリカブラウン色が和の内装に大変マッチしています。

 

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さてこちらはオーナー様の秘密の部屋ですblush

完全再製された古民家には、新たに現代の仕様で完璧な防音仕様の部屋が生まれていました。

そこには何故か ボーイング747-SR(全日空) の座席が二脚・・?

 

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そうです、重い扉の奥に案内された部屋は オーディオ専用のリスニングルームでしたsurprise

マッキントッシュのプリアンプとパワーアンプにJBL4343の組み合わせ!!

デモを聴かせて頂きましたが、豪快なアメリカンサウンドに溺れそうになりましたyes

こちらのシステム、なんと30年程前から使い続けているそうです。

良いものは本当に永く使えますねlaugh

薪ストーブ   投稿者 : mnonaka

2011.09.17 薪ストーブのメンテナンスはお済ですか?

9月も半ばを超えましたが、まだまだ残暑が続きます。

来るシーズンに向けて、薪ストーブのメンテナンスはお済でしょうか?

 

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デンマークが誇る最高級品質の「ヒーティングファニチャー」メーカーSCAN社の CI-10GLのメンテナンスです。

先ずは、耐火パネルを含む全ての燃焼室内のパーツを取り外します。

所要時間は、この状態まで僅か4~5分ですsurprise

設計が良いのでメンテナンス性に大変優れます!

煙突は室内よりブラシを通し清掃します。

 

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ドア周りのガスケットが写真(左)の様にはなっていないでしょうか?blush

ガスケットが痩せてくるとストーブの気密性が落ち、「吸気レバーでコントロールがうまく出来ない」等燃焼に影響

が出てきます。

エアータイト(高気密)薪ストーブのメンテナンスのポイントですyes

写真(右)は交換後の様子です、ガラスもキレイになりました!

 

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清掃・点検を行った部品を元通りに組み立て、薪ストーブのメンテナンスは完了です。

どうぞ今シーズンも安心してお使いくださいlaugh

 

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青い秋空に煙突と白い瓦が映えますcool

 

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さて、本日2台目のメンテナンスも  CI-10GL ですsurprise

こちらも完全に分解いたします。

所要時間は更に早くなって約3分!

 

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やはりポイントはガスケットですblush

劣化はそんなにひどくなかったのですが、オーナー様のご判断で取替えました。

新品は気持ちいい!

 

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部分的に発生したサビを落とし必要に応じて耐熱塗装で補修します。

室内の煙突は正面ドレンよりブラシと掃除機で清掃です。

 

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外部の煙突は底部ドレンよりブラシを入れて清掃します。

メンテナンス性の高さはそのまま製品の品質の高さを語ります。

ユーザーの立場に立ってきちんと設計された製品は、ジャンルを超えて使い易い物が多いですねyes

どうぞ今シーズンも安心してお使いくださいlaugh

薪ストーブ   投稿者 : mnonaka

2011.09.07 とても暑い日の火入れ

福岡県福岡市M邸で火入れを行いました。

 

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RC造の屋根を煙突が貫通する構造ですblush

そのため、特注のステンレス製水切りボックスとチムニートップを組み合わせました。

それにしてもステンレスとガラスのトップライトが格好良すぎ!

この日は、朝から気温が上がりとても暑い日でしたcool

遠くに背振山が見えますね。

 

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トップライトから陽光が入り、光と影の領域を作り出します。

 

 

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ご主人より最初の火が着火されましたblushガラスに映る奥様のお顔が嬉しそう!

ストーブ屋にとってホットする瞬間ですyes

 

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繰り返しますが、とても暑い日でしたangry

でも火が入ると手をかざしたくなるのです、不思議。

 

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                        薪ストーブは コーヴェ2

                鋼板を多用したモダンデザインの薪ストーブです!

 

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ガレージには薪の山がblush

そしてピッカピカの old 4X4 が!

AMC時代のグランド ワゴニア です(後のクライスラー jeep チェロキーのお祖父さんです)wink

薪ストーブと言い、車と言い、センス良すぎですyes

いずれにしても、冬の到来が待ち遠しいですね!

 

 

 

薪ストーブ   投稿者 : mnonaka

2011.09.03 別荘での全工事

佐賀県富士町の既設別荘で全工事を行いました。

 

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現場は森の中に佇む白亜の別荘ですblush

急斜面に建つためデッキまでかなりの高さがあり、さらに屋根は遥か雲の上~ッ(笑)、見えません。

 

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ひたすら足場を組んで屋根にアプローチ。

 

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やっとの思いで屋根に到着!

しかし、この屋根も9寸勾配で来る者を拒みますcrying

先ずは屋根の開口です、40°の斜面で慎重に作業を進めます。

スキー(もちろんボードも)経験者ならこの角度の怖さは分かるはず!

 

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断熱二重煙突にフラッシングを取り付ける様子です。

無理をせず、安全第一で作業を進めますyes

 

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雨仕舞い丸トップを取り付け、瓦の復旧を行えば完成ですwink

 

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更に、薪ストーブ屋にとって厳しい環境がsurprise

現場までは登山道の様に続く細く長い階段が・・200㎏を超える薪ストーブをいったいどうやって運び上げるか!

答えは写真の様に、キャタピラ式の運搬車を使いラクラク安全搬入を行いましたyes

もちろん事前に現場の下見を行い、入念な施工計画を立ているのでスムースに進行しています。

知恵と機械を使い、どんな過酷な現場にも対応いたします!

 

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室内煙突も取り付けが進みます。

もちろん全て断熱二重煙突で、熱漏れを最小限に抑えますlaugh

(?の人はご遠慮なくお問い合わせ下さい)

 

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そして、夕方には取り扱い説明と火入れを行いました。

薪ストーブは、バーモントキャスティングス社 アンコール エバーバーン 。

デザイン・使い勝手・価格のバランスに優れた大人気の薪ストーブです!

 

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この日の最高気温は35℃、しかし火を見るとホッとするのが不思議ですlaugh

暑さも忘れてオーナー様としばし見入ってしまいます。

 

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作業が完了した頃、外のデッキで美味しいお茶を頂きました。

深い森の中、お茶請けを頬張りながら賑やかな時間が過ぎていきました。

薪ストーブ   投稿者 : mnonaka

2011.08.31 別荘での全工事

佐賀県富士町に建つ別荘で全工事を行いました。

 

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現場は森の中に佇む白亜の別荘ですblush

急斜面に建つためデッキまでかなりの高さがあり、さらに屋根は遥か雲の上~ッ(笑)、見えません。

 

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ひたすら足場を組んで屋根にアプローチをかけます。

 

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やっとの思いで屋根に到着!

しかし、この屋根も8寸勾配で来る者を拒みますcrying

先ずは、屋根の開口ですが、40°の斜面で慎重に作業を進めます。

スキー(もちろんボードも)経験者ならこの怖さ分かるはず!

 

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断熱二重煙突にフラッシングを取り付ける様子です。

無理をせず、安全第一で作業を進めますyes

 

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雨仕舞い丸トップを取り付け、瓦の復旧を行えば完成ですwink

 

 

薪ストーブ   投稿者 : mnonaka

2011.08.31 二期工事の紹介

福岡県北九州市で二期工事(薪ストーブの搬入・煙突と接続)を行いました。

 

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足場が解け、壁出しの断熱二重煙突が良く見えますlaugh

 

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壁材はヘーベル(JIS A5416の厚形パネル)のALC(軽量気泡コンクリート)パネルです。

*ヘーベルとは:1967年に旭化成が西独(当時)ヘーベル社との技術提携で国産化したALCパネルです。

煙突貫通部や下地金物の位置は、パネルの強度低下が起きないよう設計段階で十分に検討されましたyes

 

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断熱二重煙突は2F軒の出をかわす為にオフセットしますが、しっかりした下地金具があるので安心ですwink

 

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室内の煙突は、やや複雑なレイアウトです。

壁材はALCなので特別な防火処理はいりませんが、視覚的なデザインも考慮して壁一面が遮熱壁仕様です。

 

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薪ストーブは、 ヨツール F400 。

クラシックデザインが人気のノルウェーの薪ストーブです。

 

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ご存知、ノルウェーはバイキングに代表されるように古くからの海運国です。

F400の本体側面にはノルウェーの海岸線と海図を表す格子模様がデザインされていますblush

また燃焼室の壁面には羅針盤の模様が描かれるなど、海の民族の想いが製品に息づいているのです。

鋳造技術の高さはもちろんですが、民族の誇りを薪ストーブにデザインするなんて、とても粋なメーカーだと思い

ますyes

きっと感性豊かなデザイナーがデザインしたのでしょうねlaugh

薪ストーブ   投稿者 : mnonaka