2012.11.14 現場紹介

福岡県宗像市の古民家で一期工事を行いました。

 

DSCN0926.jpg

門構えも立派な今回の現場は、築113年の歴史ある建築ですblush

 

DSCN0919.jpg

早速瓦屋根を解体、しかし建築当初は茅葺屋根だったそうですsurprise

そして40年ほど後に、瓦屋根に葺き替えられました。

 

DSCN0928.jpg

当時は養蚕を営んでおり、そのため中二階があります。

複雑に梁と母屋が交差する小屋裏の構造を良く把握し、断熱二重煙突とは言え安全な設置位置を確定します。

また、屋根の補強も重要なポイントですyes

 

DSCN0931.jpg

その中二階が煙突の設置経路にあたるため、こちらの防火対策も重要なポイントとなりましたblush

 

DSCN0937.jpg

この時代、野地板には杉の皮、瓦の固定には大量の赤土が使われており、大変有効な断熱効果があります。

 

DSCN0941.jpg

インナーフラッシングを取り付け・・、

 

DSCN0950.jpg

鉛フラッシングを敷き込み雨仕舞いを行いますが、水密と瓦の復旧は腕とセンスの見せ所ですwink

 

DSCN0978.jpg

瓦の復旧も見事に完了! 煙突が瓦屋根と美しく一体化しましたyes

この様に色々な屋根の納まりに対応致します。

 

DSCN0971.jpg

小屋裏は煙突囲いを造作し、必要な防火区画を確保しました。

防火には、断熱材が入った二重煙突でも念には念を入れ、万が一の可能性を無にする事が必要です!

 

DSCN0964.jpg

さて室内では、複雑な天井と屋根構造の影響を受けこの様に納まりましたblush 一期工事はここまで!

次回は炉台の造作ですlaugh

薪ストーブ   投稿者 : mnonaka

火入れ式 ちょっと遅めのメンテナンス