長崎県対馬市の既設中学校で、薪ストーブの設置工事を行いました!
出発の前日、積み込み前の様子をショールームでパチリ!
そうなんです、今回は2台を同時に設置するのです
そんな薪ストーブは、デンマーク製 モルソー社の 7110CB 。
本体の側面には、バイキングのルーン文字に良く登場する「セント・ヨハネ・シールド」と呼ばれる魔よけの
シンボルマークがデザインされています。
さて深夜の博多港、これより対馬行きのフェリーで、4時間半の船旅です。
それにしても、最近は良くフェリーに乗っていますね
翌朝、現場の対馬市立佐須中学校に到着です!
早速、重機を使って薪ストーブ本体の搬入です
クレーン玉掛けの資格、もちろん持っています
被服室のベランダより搬入した薪ストーブは、二台並んで・・・、
土曜日で、生徒さん達が不在の廊下を進みます!
すでに外部には、立派な足場が仮設されています!
先ずは、その最上部でアンカーの打設作業を行います。
軒先に段差があるため、予め製作していたブラケットで出幅の調整を行います
丸トップを取り付け、外部煙突の設置が完了です
煙突は、2階のベランダより出て、3階を通過しています。
煙突の貫通部は、ガラス窓をアルミ板に取り替えて対応です
無事に教室への設置が完了しました
さて、次の現場です!
こちらも予め、ガラス窓をアルミパネルに取り替えて煙突の貫通部を確保します。
薪ストーブの設置場所は、やはり2階となります。
この部屋は多目的室となっており、一部は図書室です。
更に、この部屋は壁と天井が木仕上げとなっており、消防法はもちろん対馬市の火災予防条令を
クリアするため、やや複雑な煙突の取り回しとなりました
ほど無くして、多目的室も設置が終わりました!
これで、土日の2日間を掛けた薪ストーブ工事が完了しました
明日は早速、燃焼試験を兼ねた取り扱い説明です
さて、月曜日となりました。
ごく普通の教室に薪ストーブが設置されました
これより発注者様の検査を受け、燃焼試験となります。
実際に、使用と管理を行う先生方達には、特に分かり易い取り扱い説明が必要です。
各方面よりご質問を受け、ご納得(!?)を頂きました
校長先生に火を入れてもらい、慣らし焚きがスタートです!
こちらは、新一年生の教室となります!
多目的室では火入れ後、早速生徒さん達が集まって来ました!
興味深々ですね
それにしても、薪ストーブがある図書室なんて素敵過ぎます!
火と刃物を遠ざける昨今の教育方針の中、同校では薪造り等の体験学習を行っていくそうです。
自然と対話し、生きる力を養う事ができる素晴らしい取り組みだと私は思います。
丸3日間の工程を無事に終え、博多港へ戻ることとなりました。
この場をお借りしまして、関係者の皆様にお礼を申し上げます。
発注:長崎県対馬市対馬市長
設計:対馬設計
施工:有限会社橘建設