2025.02.28 煙道内火災発生!
先日「室内の煙突が異常に熱い!」と、言う電話がお客様より入りました
薪ストーブ本体の温度を尋ねると220℃位とのこと。
薪ストーブの燃焼に異常は無い様なので、これは煙道内火災を疑いました。
急いで外に出て煙突トップを確認する様お願いすると、やはり煙突トップから炎を
噴き上げています
間違いなく煙道内火災です!
しかし直ぐに炎は収まったので、火災は程なくして鎮火した様です。
周囲への延焼は無く、室内煙突の温度も下がって来ました。
室内に変な臭いもありません。
煙道内のススが燃え尽きて、鎮火した様です。
お客様の判断で、消防には通報しませんでした。
後日、現場検証に伺いました。
口元を外すと、バッフルの上に少量のススが落ちています
これ位の量は普通です。
薪ストーブ本体はアラダ9、煙突は新宮商行SRC断熱二重煙突です。
最下部の煙突ですが、汚れてはいますが特に問題は無さそうです。
屋根に上りました。
塗装が燃えています
ススが燃えたスカスカの灰があります。
丸トップや防鳥アミに変形や異常はありません。
やはり表面の塗装はダメージを受けています。
上から中を覗いてみましたが、変形や割れ等の以上はありませんでした。
室内に戻り、天井内の防火区画を確認しましたが、こちらに異常はありませんでした
評価としては、軽度の煙道内火災をおこした様で、煙突や建物への被害はありませんでした。
こちらは8年前に設置したのですが、煙突掃除を含めたメンテンスは一度も行っていません
注意喚起のため、弊社よりメンテンナスのご案内を毎年お送りしているにも関わらずです
薪ストーブユーザーの友人より、「良い薪を使用していれば煙突掃除は不要」との根拠がない
言葉を信じてしまった、との事でした。
猛省中のオーナー様に、煙突掃除の重要性をご理解頂き、そのまま薪ストーブのメンテナンスを
させて頂きました。
今回は不幸中の幸いで終わりましたが、巷に溢れる怪しげな情報を信じずに、何か疑問があれば
お問合せを頂く様お願いしてきた次第です。