2012.02.11 現場紹介
福岡県糸島市の新築住宅で薪ストーブの全工事を行いました。
先ずは、足場の仮設です
息の合った足場屋さんの作業に見入ってしまいます。
因みに、建設現場で資材を直接投げる作業が許されているのは、有資格者による足場の仮設工事だけです
今回は、壁出し煙突仕様です、早速壁の穴開けです。
腰壁を開口すると土壁が・・ そうなのです、この建築、えつり壁と檜造りが自慢の住宅です
外部は美しい白壁の面積が大きく、煙突を固定するブラケットの位置が制限されます。
重量がある断熱二重煙突は、破風の上部固定だけではとても強度が確保できません。
そのため、予め製作したブラケットを使い、煙突固定バンドを使い強固に固定しています。
たかが煙突の固定ですが、住宅によって異なる建築環境を事前に把握し、最適な設置を心掛けています
当然ですが、しっかりと鉛直が出た煙突は、見ていても安定感があり建築との一体感も生まれます。
さて薪ストーブの搬入です。
ところが、とても現場の搬入環境が良く、弊社の力持ちスタッフも楽をしている様です
コーナーの45°回転位置に設置される薪ストーブは、図面通りに配置され、間もなく煙突と接続されます
画して、1FLより20㎝ほど低い土間に薪ストーブは納まりました
薪ストーブは、ノルウェー製 ヨツール社 の F500 。
ドアに格子が無いスペシャルエディションで、昨年10月に発売になった新商品です
薪ストーブが設置された土間は、古来製法の土で仕上げた本当の意味での「土間」です。
土壁や檜など、日本の風土に合った自然素材を多用した建築に仲間入りした、青い目をした薪ストーブ
こちらも、良質の鉄鉱石から造られた堅牢な鋳鉄製品です。
伝統や技術が詰まった本物の「薪ストーブ」、永く良い仕事をしてくれるのでこれから可愛がって下さい。