2012.03.11 古いけど新しい薪エネルギー
福岡県田川郡福t智町の新築住宅で、薪ストーブの設置工事を行いました。
煙突のタイプは角トップ仕様です
先ずは、煙突の固定金具を取り付けていきます。
煙突囲いから顔を出した断熱二重煙突の高さは、地上より9mに達しています。
ルーバーを取り付け、角トップ煙突の完成です
そして後日、薪ストーブの設置を行いました。
搬入と言えば、今回も力持ちスタッフが頑張ります
設置が無事に完了し、取り扱い説明の後はご主人による火入れです。
薪ストーブは、SCAN社のCI-10GL CBです。
モダンデザインの、代表的な大型薪ストーブです。
北欧風の明るいデザインの建築に、角トップ煙突が良く似合っています
ここ田川はかつて炭鉱で栄えた町です。
近くの田川市石炭・歴史博物館には、レンガ造りの素晴らしい煙突が残っていました
そしてもう一つ、日本初の世界記憶遺産として登録を受けた、炭鉱夫(後に画家)「山本作兵衛」の
故郷でもあり、彼の作品の幾つかが特別展示してありました。
当時の風俗や過酷な労働の様子が、生き生きと描かれていました。
一時代の産業を支えてきた石炭ですが、火力発電所の燃料としてはまだまだ現役です。
むしろ、ほとんどの原発が運転停止の今、石炭の需要は高まっているそうです。
しかし大量の二酸化炭素を排出し環境負荷は避けられません。
カーボンニュートラルな社会を実現するためにも、バイオマスエネルギー等クリーンエネルギーの
普及を望みます。
古いけど新しい次世代のエネルギー「薪」を見直して行きましょう!