2012.05.24 天保元年建築
山口県山口市の古民家で、薪ストーブの全工事を行いました。
関門橋を渡り、いざ本州へ!
先ずは、瓦の解体です
開口部の防火工事、断熱二重煙突の固定ができると、結露防止材付きインナーフラッシングを取り付けます。
そして、本命の鉛フラッシング。 二重の雨仕舞い対策で安心です
瓦の復旧が終わると、外部の工事は完了です!
そしていよいよ、薪ストーブ本体の搬入です。
リノベーション中の建物には、想像を絶する大空間が広がっていました
そして、その大空間を可能にしているのが巨大な梁! 大きなところででは直径が1.2mもあります
外径200mmの断熱二重煙突が、とても細く見えます。
画して、天保元年(1830年)に建築なった古民家に、現代の薪ストーブが納まりました
薪ストーブは、デンマーク製 スキャン社 CI-10GLCB 。モダンデザインでは大型の対流式薪ストーブです。
182年前の古民家とモダンタイプの薪ストーブ。 不思議と調和が生まれる組み合わせです。
コストを十分に掛け建築された建物は、世代を超えて受け継がれていきます。
その時代の主人が、手直しをし次の世代に残していくのです。
「良いものを永く使う」、CI-10GLCBもそのコンセプトで選ばれました。
薪ストーブも末永く可愛がってください
それにしても見事な梁組です! 文化財に指定されるのでは?!