2012.06.20 デンマークレポート(その2)
今回の欧州研修は、国内の大手ディストロビューターである株式会社新宮商行様が企画したものであり
日本全国より約13の薪ストーブディーラーが参加しました。
大変貴重な体験をさせて頂きましたことを、この場をお借りしてお礼申し上げます。
さて翌日、運河の街コペンハーゲンよりオデンセにバスで移動。
自動車専用道路を利用して約2時間。
SCAN本社に到着!
社長よりプレゼンを受けます。
もちろん英語ですね
社長のメッセージを良く理解した後、待ちに待った工場内の見学です。
ここオデンセの工場では、主にスチール製フリースタンディングの薪ストーブを生産しています。
工場内は非常に清潔で整理・整頓が行き届いています
生産工場に良くあるラインは存在せず、加工済みの部品がパレットで運ばれています。
必ず6基分のパーツを次工程に供給すると言う、なかなかユニークな生産方式をとって入るようです。
しかしその訳がすぐに分かりました
各セクションにはカンバン ポストの文字が!
そうです、ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、トヨタのカンバン生産方式を採用していたのです
これは、10年ほど前にドイツの自動車メーカー等(ポルシェが有名)が、こぞって採用したシステムです。
ジェームズ・P・ウォーマック氏の『リーンシンキング』にも紹介されたもので、
「注文が入った時に入っただけ作る」と、言うものです。
つまり、在庫を全く持たない生産方式なのです
カンバンやカイゼンと言う言葉が当たり前な世の中になっています。
各セクションは高度に近代化され、主溶接はロボットが行います。
そのことで品質が保たれ、極めて計画性が高い生産管理が可能になりました。
塗装を終え、ガラスの扉がはめられると、いよいよ最終検査です。
梱包された商品は、その日の内に出荷されます。
なんと商品を在庫する倉庫が無いのです
因みに、トヨタ生産方式を採用する前はあったそうです。
そして工場内で珍しいモノを発見!
弊社の力持ちスタッフがいるッ
のでは無くて、直径300㎜ 長さ2m ヨーロッパ仕様の断熱二重煙突です!
断熱材の厚みは、なんと50㎜です!!
これでもまだシングル煙突使いますか!?
さて質疑応答の時間、予め用意しておいた質問を投げかけてみました。
内容は企業秘密です
S部長 難しい通訳をして頂きありがとうございました