先週末は、遠方の現場対応の為ご迷惑をお掛けいたしました。
で、何所へ行っていたかと申しますと・・・、
深夜の博多ポートタワーの前です
始まりはいつもココから、またしてもフェリーに乗るのです!
遠方とは、長崎県五島市の福江島でした
福江島行きのフェリー太古に、島での足べスパを一緒に積み込みます!
今回は、新規現場の調査と打ち合わせがメインのため、輸送費がかさむ車より、手荷物扱いの
125ccの原付スクーターをお供にしました
但しべスパは、センタースタンドが加重に弱いので、こういう固定を一番されたくないのですが・・・。
福江島には9時間後の翌朝8時15分に到着します。
初日は、島内を一周してみました
こちらは、港から10分程のところにある鬼岳です。
有史以降は、噴火の記録が無いのですが、分類上は活火山となっています
こちらは大瀬崎灯台がある大瀬崎断崖です
「日本の灯台50選」の一つです!
そのの歴史は古く、西暦650年頃の遣唐使船にのろしを上げたのが始まりとされています
映画「悪人」の、最後のシーンで登場するロケ地として有名ですね!
灯台までは歩いて行けるのですが、行きは30分帰りは45分かかるそうです
体力と炎天下を考慮すると、行く理由が見当たりません
島を時計周りに走っていると、やがて見えてくる美しいビーチ、高浜海水浴場です
こちらも「日本の渚100選」の一つです!
右奥にも美しいビーチが見えます
行ってみました!
遠浅の入江が美しい頓泊まり(とんとまり)海水浴場です。
更に進むと、京ノ岳という火山跡に到着。
こちらはマグマの粘度が低かったのか、山体を形成するに至らず、低い丘が形成されました。
山頂には防空レーダーが見えます
周囲の海岸には、溶岩が流れた跡が残り、真っ黒な磯が広がっています。
島をほぼ一周すると、堂崎天主堂があります。
鉄川与助が施工を担当した、レンガ造りで美しいゴシック様式の建築です!
1908年の完成でした。
福江島でも、訪れるには最難関とも言える僻地の教会、半泊(はんどまり)教会です
この地区は、今や三世帯が暮らす小さな集落にある現役の教会です。
月に一度、ほかの教会から神父様とシスターがお見えになり、一人になった信者のためにミサを
行っているそうです。
キリシタンの弾圧により、数家族がこの地まで逃げ延びて来たのですが、土地が狭く半数のみ残ったのが
地名の由来です。
その半泊の先、行き止まりにある塩屋さん、その名も「さとうのしお」
ちょっと行ってみました!
目の前にある海水を煮立てて作る天然塩です
さとうさんが作るしおです
お土産に幾つか購入しました!
そして今夜お世話になる宿に到着しました。
三井楽(みいらく)地区にある「民宿登屋」さん。
昭和40年代の建築が、私にとっては懐かしいお婆ちゃんの家風で、心が和むお宿です。
食事は期待通りで、海の幸が食べきれない量でてきました
さて、翌朝お邪魔したのは、2年前に施工したお宅です。
オーナー様は、グラフィックデザインや店舗内装の設計をされています。
最近、こちらの焼酎のパッケージとラベルデザインを手掛けられました
奥にヒタ インスパイア45Hが見えますね
そして今回は、敷地の奥に建つこちらの建築を改装することになりました!
ゲストハウスとしてリニューアルするのですが、薪ストーブの設置を検討されています。
築100年程が経ち、老朽化は否めないのですが・・・、
見事な梁組はしっかりと構造を担っています
古くは、養蚕を行っていた中二階を解体し、梁組を見せる構造にするそうです。
煙突が違和感なく納まりそうです!
さて今回は、こちらの現場の他に、ご新築とリニューアル工事が3件ありました。
いずれも無事に、打ち合わせや現場調査を終えることができました。
お忙しい中、日程の調整をありがとうござました。
今度は、工事に訪れることができましたら幸いです!
そして今夜のお宿は「ネドコロ ノラ」さんです
こちらのお宿は、一棟貸しで食事はありません。
その代わりに自炊が可能です!
古民家をゲストハウスにリニューアルしています。
このまま移住したくなるような住み(泊まり)心地です
夕食は、近くにある食事処「さんさん」を利用しました。
その食事処で知り合った漁師さんは、佐賀県の唐津市からノドグロ漁の途中で立ち寄っていました。
夕暮れの港に浮かぶ右の船がそうです
徒歩圏内に、町の温泉施設もあり、旅人や漁師にとってオアシスの様な港町です
翌朝、福江港から博多港に向けて出航です。
全ての予定を終え、約400kmをノントラブルで走りました。
40年前の車両にしては、荷物満載で頑張ってくれました
他の現場写真は、まだお見せできないので、ほとんどがツーリング写真になってしまいました(笑)!
その代わり、五島列島福江島の魅力が少しでも伝わればと思います。
また行きます!