2023.04.08 いざ五島へ!
長崎県五島市の新築住宅で、薪ストーブの設置工事を行いました!
深夜の博多ふ頭です
ポートタワーがキレイです。
しかし、ターミナルに着いてビックリ
天気は良いのですが、そう言えば風が強かった!
結局、波が静まるのを待ち、午前3時に博多港を出港したのですが・・・、
めったに無い対応で、欠航寸前の様でした
さて翌朝その甲斐あってか、福江島の近海は静かな海に戻っていました。
福江島が見えてきました!
予定よりやや遅れて入港し現場に到着。
養生シートを剥がすと、図面通りの納まりで煙突囲いが出来上がっていました!
現場によっては、想定外の手直しをする事もあるのですが、本当にお手本の様な仕上がりで、
感動した次第です
図面通りに作って頂きまして、福江島の大工さんありがとうございました
と、言うわけでおのずと取付スピードが上がります。
薪ストーブの搬入です
本体は デンマーク製 ヒタ社の スクルド です。
円柱デザインのスリムな薪ストーブです!
広めの炉台に仮置きしました。
脚部のドアを開くと、ツールが収納されています
室内煙突を接続して完成です
早くも冬が待ち遠しいですね!
さて五島と言えば魚!
その夜、友人家族と食事をする事になりました。
何を頂いても美味しいのですが、しっかりとした理由があるようです
勿論、調理師さんの腕前が有っての前提ですが
五島列島近海で捕れる魚は、種類が豊富で鮮度が良いのですが、その豊富な資源を生かすために行う
漁師さんの船上での作業に大きな理由があります。
水揚げした魚をすぐに〆ることで、その鮮度を保てることは良く知られています。
通常は脳天〆+血抜きですが、これに加えて神経〆を行います。
三つの作業を時間内に正確に行う、これを「五島〆」と言います
一匹当たりに要する作業時間は約10分掛かり、漁獲量が半減するそうです。
しかし、独自の「五島〆」を行った魚は、鮮度を保つ時間が長く市場では大変人気があります。
船上の漁師さんは、魚の種類や体長の違いにより瞬時に道具を判断して処理を行う時間との勝負です。
五島市は長崎大学との産学官連携で、既に「五島〆」の認証制度を導入しており、全国的なブランド
展開を行っているとのことです。
元々の良い素材に加えてその良さを引き出す、価値創造の良い実例です!
そんな五島でのもう一つの収穫は、「五島つばき蒸留所」が造るジン、その名も「GOTOGIN」です
某酒造メーカーで、あのヒット商品「氷結」を開発した三人組が、クラウドファンディングで興した
新生酒造メーカーです
未だ、中身は頂いていないのですが、瓶のデザイン、ラベルや絵のデザイン、パッケージのデザイン、
全てにその道のプロが携わった作品です。
そして何よりも蒸留所があるところは、以前ベスパで行った事がある半泊の集落です。
http://go-dai.jp/blog/archives/date/2021/07
「芸術的な感性でブレンド、複雑なのにシンプル、多様なのにひとつ。」*パンフレットより抜粋
先ず一度はストレートで、香りを十分に感じたら、ソーダやロックでと、勧めて頂いております。
蓋を開けても、閉めても、赤い帯を残す粋なパッケージデザインです
さて翌日、夕刻の出航で長崎に向かいました。
女神大橋が見えて来ると間もなく下船です。
これから長崎道を2時間走り、会社への帰途となりました。
今夜、五島での出来事に思いを馳せながら、GOTOJINの封を切ることにしますか