福岡県糸島市の古民家で、薪ストーブ設置の全工事を行いました。

午前中は雨が降っており、雲の様子を見ながらの作業開始となりました
オーナー奥様も興味津々、作業の様子をカメラに納めていました。

先ずは瓦の解体です。
濡れた瓦は滑り易く慎重に作業を進めます

同時に、部屋内では天井の開口を行います。

こちらの建築は昭和3年に竣工。
最近行ったリフォームの際、屋根裏部屋を取り払うと美しい梁組が出てきました
隠すのもったいないと思い、オーナー様のセンスで仕上げたそうです

さて工事の方は、屋根の開口と防火処理が終わり最上部の煙突がセットされました

ルーフサポート金具を使い、確実に垂木に固定していきます

インナーフラッシングを先に取り付け、その上にアウターフラッシングを取り付けます。
二重の雨仕舞い対策(瓦の場合)です

瓦を復旧し外部工事完了です

天井化粧板を取り付け、断熱二重煙突も壁に沿って下りてきました。

さて薪ストーブ本体の搬入です・・・が、なにやら人が多すぎます
力持ちスタッフならきっと一人で上げていましたね
しかし惜しみなく力を貸してくれる仲間達に感謝!

全ての工事が完了し、いよいよ火入れの瞬間です!
オーナー様より薪ストーブに最初の炎が灯されます。

薪ストーブは デンマーク製 スキャン社 CI-8GLCB です。
対流式ですが、素早い着火性能と大変美しい炎が魅力の薪ストーブです。
特に空気レバーを絞ることで初めて現れる二次燃焼時の炎は、もはやアートと言っても過言ではありません!

ワンちゃん達も思い思いの場所でくつろぎ始めました
暖かい炎には、きっと種を越えて作用する癒しの効果があるのですね。

火入れ式が終わる頃、陽はとっぷりと暮れ気温も下がってきました。
しかし煙突のシルエットが、暖かそうな家庭の団欒を想像させてくれます