2014.11.29 オータムランナー
山口県光市の古民家に薪ストーブを設置しました!
早朝の関門海峡を渡り、いざ本州に上陸!
会社から3時間ちょっと、現場に到着しました
先日、リノベーションが完了した大きな古民家です。
薪ストーブを設置する所は、このコーナーです
欄間や格子戸が素晴らしい陰影をかもしだしています!
位置出しを行い、慎重に天井をカットします!
屋根の上では瓦を解体し、同時に作業を進めます
野地板をカットします!
余談ですが、電源が取れないところでのコードレス電動工具は便利ですね
バッテリーの性能が向上し、これ位の作業量には重宝します
屋根に開口が出来、暗い小屋裏に光が差し込みました!
その光に照らし出されたのは、とても見事な小屋組の構造です
中央の梁に何やら文字が読めます
そこにはなんと上棟日の銘が書かれているではありませんか
「大正3年」は西暦1914年です。
つまり、ちょうど100年前と言うことになります!
今年は、100年のアニバーサリーと言うことになりますね
さて小屋裏の梁組に見取れている間に、煙突を露出させないための防火区画が完成しました。
もちろん、使用する煙突は全て断熱二重煙突なので、こちらも二重の安全システムですね
雨仕舞いには、インナーとアウターの二重のフラッシング仕様で万全の対策を施します!
天井付近まで煙突が下りてきました
煙突囲い内で、ブラケットを使いしっかり固定します。
さあ、これより薪ストーブ本体の搬入です!
玄関から入場し、座敷を通り抜け、リビングに到着しました
フロアプレートは強化ガラスを使用します。
床の意匠を隠す事無く、灰などから床をしっかり保護します
そして、北米製 バーモントキャスティングス アンコールの設置が完了しました!
まるで、そこに元から有ったかの様に存在しています
北米のマニュファクチャーと日本のアーキテクチャが見事に融合しました
更にここでは、建築の随所に残る日本の伝統工芸を見ることができます!
現代となっては、なんとも贅沢で粋な飾りです
良く晴れた秋の日、無事に薪ストーブの設置工事が完了しました
ステキなお庭から全景をパチリ!
この時期、現場までの往復に一日600kmを走ることも珍しくありません。
それ故、オータムランナーなのです(笑)。