2012.06.25 デンマークレポート(その5)
デンマークの自動車事情をレポートします。
(またまた趣味に偏ってスミマセン)
コペンハーゲンと地方都市を結ぶフリーウェイです
隣国のドイツ車が多いのは一目瞭然ですが、他のメーカーも良く見受けます。
そこで本当の割合が知りたくて調査をしてみました
*全てのメーカーと型式・色を記録したのですが、ここでは台数割合を国別で発表します。
調査エリア:コペンハーゲン中心部の高層アパート駐車場
時間帯:AM4:00~5:00
対象台数:132台
1位:41%でドイツ
2位:16%でフランス
3位:12.5%で日本
4位:7.5%でイタリア
5位:6%の同率でスウェーデン・北米・スペイン
8位:2%で韓国
9位:1.5%の同率で中国・英国
と、言う訳で陸続きのヨーロッパ車が78%を占める結果となりました
因みに、車種は全部で83種類ありました。 中でもMINIとゴルフGTIがダントツの人気です。
何事も、調べてみなくては分からない(満足満足)。
さて、街中でこんな駐車場を見かけました
そうです、給電スタンドです。
スタンドを見る限り、料金の徴収システムは無いようでした。
電気自動車の優位性をPRしているのかもしれません。
ここデンマークでは100%自然エネルギーによる発電なので、その意味はとても大きなもの言えるのです!
そして、そのことをしっかりと理解しているのでしょう!
北米テスラモータースのショールームが街の中心部にありました
同社が生産する「テスラ・ロードスター」は100%EVのスポーツカーです。
本社はシリコンバレーにありますが、車体そのものはノルゥエーで生産されています。
エコ先進国が多いヨーロッパ市場を念頭に生産を行っているのでしょう。
ベンチャー企業だけあって、しっかりと先を見据えているようです
そして町で見かけるほとんどの乗用車には、ディーゼルエンジンが搭載されています
BMWも!
メルセデスも!
アウディも!
日本では、車のイメージや動力性能が悪くなると言う理由でほとんど導入されていません。
しかし、ガソリン車に比べ二酸化炭素の排出量は十分の一です!
排気されるパティキュレーター(黒鉛物質)の量も、厳しいEU規制で格段に減りました。
もちろん薪ストーブの排気物質も同じ対象になっており、各メーカーは燃焼技術の向上に余念がありません
こちらは燃料スタンドです。
1クローネは約¥15です。
(実際は物価指数が違うため1クローネは¥20位が妥当と言われています)
単純計算ですが、92オクタンのレギュラーガソリンが1リットルあたり¥177.2となります
ディーゼル燃料は、1リットルあたり¥155.9です。
注)この料金の中には25%の消費税他が含まれます。
さてディーゼルエンジンですが、本当に加速や振動が気になるのでしょうか?
そこで、実施に乗ってみました
対象車種は、現行のメルセデス EクラスAT車です。
5名のフル乗車にも関らず加速に全く不満はありません。
騒音も全く気にならず、外にいてもディーゼル音を判別するのは難しい程です。
もちろんアイドリングストップを装備しています。
因みに、タクシーの初乗り料金は58クローネ(約¥870)。 高い! 消費税25%!!
さて、今回のレポートはデータが多かったので「読むの疲れたよ!」と言う方は、可愛いベスパカー移動カフェの
写真でホッと一息いれてください。
以上、デンマークの自動車事情でした!
薪ストーブとほとんど関係ないレポートを、最後まで読んでいただきありがとうございました、バイバーイ(笑)。