2019.07.14 コンプレッサーのモーター交換
弊社トラックの整備等でお世話になっているご近所の自動車工場が、道路の拡張工事に
伴い廃業することになりました
永い間お世話になりました。
工場備品の廃棄等にあたり、何か必要なモノがあれば持って行って構わないと言うことで、
こちらのコンプレッサーを有難く頂きました
少々くたびれていますが、15気圧まで上がる大型のコンプレッサーです。
実は以前から、高気圧仕様のコンプレッサーが欲しかったのです
しかし、問題が!
コンプレッサーのモーターが、200Vの三相電源です
出力も4馬力(3キロワット)あります。
200Vの動力電源を契約すればそのまま使えるのですが、コンプレッサーのためだけなので
もったいない気がします。
そこで思いついたのが、動力のエンジン化です!
探してみると見つかるもので、県内のある解体工場で30年前のデットストックを発見
信頼のHONDA GX140 5馬力です!
しかも流通量が極めて少ない、自動遠心クラッチ付きで1/2減速仕様です。
つまり定格出力と回転数がモーターとピッタリなのです!
価格は、当時の定価の半分以下で入手!!
さて、実はここからが大変。
写真奥のモーターに付いているプーリーを、エンジンに付け替えなければいけません。
モーターの軸は直径24mm
エンジンの軸は 22mm・・・。
直径 2mmの差を何かで埋めなければいけません。
そこで頼りになる、機械加工が得意過ぎる友人に相談。
次の日には、厚さ1mmのスペシャルカーラーを造ってくれました
キーが入るように、カーラーの一部はカットされています。
良く考えられています
早速エンジンに取り付けます。
見事なはめ合い公差で、軽くプラスチックハンマーで叩くだけでスムースに入りました
3本の駆動ベルトを掛け、ラインを出してエンジンを固定します。
エンジンにオイルとガソリンを入れ、始動します
クラッチ付きなので、アイドリングでスタンバイです。
アクセルを開け、エンジンの回転数を上げるとプーリーが回り始めます!
タンク内の圧も上がり、動力のエンジン化は大成功でした
トラックに積んで移動すれば、どこでもコンプレッサーですね!
何に使うかは、いずれレポートします