2011.01.12 古民家再生
今回の現場は、大正11年に竣工した建築です。
90年が経過した建築は代々の主人に手を加えられ、その時代に合った性能に生まれ代わっていきます。
屋根と柱以外は全てを取替える大掛かりなリフォームです。
断熱材が入った新しい天井が出来ると、そこには大空間のリビングが広がります。
黒く燻された見事な梁が建築の歴史を物語ります。
そして、この大きな空間を暖めるのは最新鋭の薪ストーブです
この先、何十年もこの家の主暖房として頑張ってくれることでしょう。
納屋には、ご主人が来年の薪を張り切って積んでらっしゃいます。
しかし、中には大割りの物もあり現代の薪ストーブには不向きです。
7~8㎝位(腕の太さ)まで割り込むと良く乾き、表面積が増えるため少ない酸素で良く燃えます。
断熱二重煙突がドラフト(上昇気流)を起こすため、薪ストーブの空気レバーは絞って運転する事が出来ます。
その少ない酸素で効率良く薪を燃焼させるには、7~8㎝まで割り込んだ薪が最適なのです。
ご主人、太めの薪をピックアップしもう一度薪割り台に運んでいました。
偉いッ