2024.07.05 女王様の往診
バーモントキャスティングスの女王様(アンコールレッド)は、新・旧型を含めて往診
(メンテンナス)のご依頼が多くあります
そんな中、即位(設置)して18年のお城(福岡県飯塚市の現場)に伺いました。
セラミック製のコンバスターが破損しており、ステンレス製のコンバスターに交換しました。
使用状況にもよりますが、写真上部に見えるファイヤーバックが横に開いて外れない場合が
あります
その様な場合は、サイドのエアープレートを取り外す必要があります
めったに外さないので、ついでにエアーハンドルやワイヤーを点検しておきます
とてもキレイな状態でご活躍しておられます!
さてこちらは、福岡県春日市のお城です。
こちらも15年経ちました。
しかしながらセラミックコンバスターは非常にキレイで、まだまだ現役を継続可能な状態です
組み立てて健康診断が完了です。
さてこちらは山口県宇部市のお城です。
15年が経過しています。
やはりセラミック製コンバスターにやや劣化が見られます
スロートフードが落下する症状もあり、アッパーファイヤーバック(ダンパー)の変形が
原因の様です。
全体的に痛んでいるので、来シーズンにオーバーホールを行う予定となりました。
スロートフードの上部を、変形したダンバーの取り合い形状に合わせて加工しました
今回は現状復旧して治療を終えました。
外装はホーローの剥離も無く、キレイな状態でご活躍されています
こちらは福岡県春日市のお城です。
6年目の現行のモデルですが、ハードな公務がたたりコンバスターがバラバラに分解して
いました
旧タイプに比べるとコンバスターの厚みが半分のサイズです。
フレックスバーンになり、燃焼室の構造がシステム化され、コンバスターへのアクセスが
とても簡単になりました
こちらは福岡県宗像市のお城です。
8年目を迎えやや痛んでいますが、もう少し使えそうです。
ファイヤーボックスもきれいな状態で、まだまだ問題なさそうです
こちらは佐賀県神埼市のお城です。
12年交換無しで使用中です!
とてもキレイな状態です
最後は福岡県行橋市にある、子供たちのお城です
10年目のフレックスバーン デファイアントです。
未だ交換が無いコンバスターですが、問題なさそうですね
冬のイベントを中心に、子供たちの火育を行っているそうです
コンバスターを搭載したアメリカ製の薪ストーブは、そのコンディションがメンテンナスの
ポイントになります。
壊れたままでは、大幅に燃焼効率が低下するので、燃費の悪化や破損の原因になります
コンバスターの寿命は、使用状況で大きく変化します。
あわせてサーモスタットの劣化にも注意が必要ですね