2015.03.20 炎の学習(その2)
福岡県行橋市の社会福祉法人「おおぞら保育園」で薪ストーブの二期工事を行いました!
工期もいよいよ終盤! 長梯子を使って室内煙突の取り付けです
天井まで5.5mあり、一般の二階建て住宅に相当します。
台車に乗って搬入されるのは、真紅の女王様 デファイアントです
炉台まで到着しましたが、重量235kgの女王にしてはヘビーなお体・・・、無事に下りるのか?
でもご心配無く、気合で降ろします
さて、炉台の前に何やら下地金物が・・・、
取り付けるモノは、こちらのオーダーハースゲートです
実は、保育園と言う使用環境の都合、お施主様よりオーダーがありました
既製の商品ではデザインやサイズ・強度に制限があるため、筆者のデザインにてご提案させて頂きました
デザインコンセプトは、バーモントキャスティングスのフロントデザインがそうである様に、ニューイングランドの
建築様式です デファイアントのフロントドアをイメージさせるハースゲートです。
もちろん、園児達がぶら下がってもビクともしない堅牢な造りです!
炉台より中央広場を望みます 広い!
玄関方面より炉台を望みます やはり広い!
そうこうしている内に、園児達が集まってきました これより火入れです!
着火する園長先生を、やや遠巻きに見ている園児達です
デファイアントに火が入りました!
子供達は、恐らくは初めて見る燃え盛る炎にびっくりだったり、やったーッだったり、こわごわだったり、すごーい
だったり、色んな情動が沸き起こっています
近年家庭ではなかなか見る事が無くなってきた直火です。
こちらの保育園では、日常的に火の便利さと怖さを知る素晴らしい学習ができます
幼少期に「炎の教育」を受ける事は、今後益々重要な体験となって行くのではないでしょうか!
設計:有限会社 市川建築設計事務所
施工:株式会社 西中洲樋口建設