2016.12.28 年末の全工事!
福岡県筑紫野市の既設住宅で、薪ストーブの全工事を行いました!
こちらは、事前の現場確認の様子です。
南側のリビングの、観葉植物棚のあたりが設置予定位置です
小屋裏に入ってみたのですが、防火区画の造作に火打ちが当たりそうです
さて、工事当日です。
やはり火打ちがバッチリ当たるので、取り外して移設します
移動先の梁には、ちゃんとノミでホゾを入れて、本来の強度が出る様に取り付けます
この辺りがちゃんとできないと、薪ストーブ屋とは言えません
そして法令に従い、小屋裏内に放火区画である煙突囲いを造作していきます
さて、今回の屋根にはシングル瓦が使われているのですが実はこの瓦、取り外しが
大変困難なのです
アスファルトで接着しているため、再利用も不可能です
防火区画が屋根面まで上がってきました!
そこで、いよいよ煙突を取り付けます
レベルを決めて、煙突を完全に固定します
裏面に結露防止材を貼ったステンレス製のフラッシングを被せ・・・、
雨仕舞い丸トップを取り付け、シングル瓦を復旧すれば、外部の煙突工事が完成です
化粧板を取り付けた天井から、煙突が下りてきました
その途中を、煙突固定金物でしっかりつかみます!
煙突がここまで下りて来たところで・・・、
しかも、初めて見るデザイン
こちらは今年の10月に日本デビューした、デンマーク製 ヒタ社 インスパイア 45Hです!
鋼板製のボディーに、鋳物製のドアを組み合わせた構造です。
ホーロー仕上げを施したドアは、9色からインテリアに合ったものをチョイスできます
火入れのあと、美しい炎の演出に見入ってしまう若いオーナーご夫婦です
なんと、一度は諦めたと言う薪ストーブの導入
二年越しの背中を押した一番の理由は、ご主人の奥様へ対する優しさでした
冬に、奥様の体が冷えない家にしたかったそうです。
そうなんです、薪ストーブって体はもちろん、心も暖める事ができるんですよ